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内容説明
宇宙世紀0093。行方不明になっていたシャア・アズナブルは、ネオ・ジオン軍を再興。宇宙植民者の声に耳を傾けず、地上で惰眠をむさぼり続ける地球連邦政府に対し、戦いを挑んできた。隕石を地球に落し、気象条件を変え、人工的な氷河期を作ろうというのだ。人間が地球に住めなくなるだけでなく、多くの罪のない人々が、シャアの手で粛正される。かつてのライバル、アムロ・レイは、敢然とシャアの野望にたちふさがる!アニメ史上最高のスペクタクル大作「機動戦士ガンダム・逆襲のシャア」のオリジナル版原作、堂々の登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイちん
21
ガンダムシリーズのファンなので楽しく読めた。冨野監督の文章は稚拙ではあるが、それを補って余りある不思議な味があると思った。僕が気に入ったのはクェスの継母の「あゲーッ」という悲鳴、あと「お肌の触れ合い会話」という言葉。この言葉は小説版ガンダムUCでも登場していた気がする。あとで確かめてみよう。2014/08/27
ミチル
18
映画は見ていましたがら原作を読みたくなり 購入。確かに映画と違うけど、これはこれで面白い。 アムロも成長したんだなあ。 シャアは逆襲できたのかな。。2023/03/05
みやしん
18
これとハイストリーマーと元映画を合わせてTVサイズで作り直してくれる事を30年思い続けている。後書きは大人の事情もかいま見えるが、支離滅裂。主役二人に同時期に宿った(と思いたい)子達があいまみえんとする展開を夢想する。
マリリン
17
読み終えた一番の感想は、アニメ映画で観たいと思った事。序章の前に登場人物やイラストが描かれていてそれなりに情景を想像することが出来た。「宇宙の虹」となったのは戦いの果てのシャアとアムロなのか。「生誕」という言葉が脳裏をよぎった。アムロとベルトーチカの血を受け継いだ子供が気になる。ガンダムシリーズ、沢山ある事すら知らなかったが「外伝 宇宙 閃光の果てに… 」も読んでみたいと思った。2018/12/31
yosa
16
やはり富野の文章は読みにくい。比喩表現は控えめで、特異な固有名詞を多用するから、ゴツゴツとした無味乾燥な文章になるのだろう。とはいえ映画は好きで繰り返し見ているくらいだから、文の不味さを補って有り余る程の予備知識を持っている。だからだろう。本来はこの読みにくいはずの小説が、なぜか大層面白く読めてしまう。アムロやシャアの声が頭の中で再生されてしまうから、これはもうなす術が無い。抗えない。味気ない文章も、これが味なのだと錯覚してしまう。やっぱりガンダムっていうブランドは凄えや、と改めて感動してしまった。2014/10/10