角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 日本人はなにを食べてきたか

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角川文庫 角川ソフィア文庫
日本人はなにを食べてきたか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044094164
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0121

内容説明

コメはいつから主食となり、肉はなぜ忌避されてきたのか。縄文時代の木の実から現代のハンバーガーまで、社会のシステムのなかで日本人はどんな食べ物を選び、どんな料理や文化をかたちづくってきたのか。祭祀・儀礼や宗教、政治・制度、都市の形成など、各時代の歴史背景と深いかかわりをもつ「食」。中世から近世にかけて築かれた「米社会」と、文化としての料理の発展など、日本の歴史に直結する「食生活」通史の決定版。

目次

“食”の重み―食生活史の視点
木の実の利用―採取と狩猟からの出発
米づくりと社会と文化と―水田稲作と国家の発生
“聖”なる米の選択―古代国家の水田志向
農業と自然―中世の農業と食生活
“穢”された肉―中世前期の食生活と宗教
米への希求―中世後期の食生活と差別
料理と政治―日本料理の変遷と儀式
米社会の完成―近世食生活の位相
茶懐石の発展―近世料理文化の形成
“遊び”と料理―近世料理文化の爛熟
西洋料理のはじまり―近代への移行と食生活
近代化と食糧制度―世界大戦と食生活
ハンバーガーの登場―現代社会の食生活

著者等紹介

原田信男[ハラダノブオ]
1949年生まれ。国士舘大学21世紀アジア学部教授。明治大学大学院博士後期課程退学、博士(史学)。ウィーン大学客員教授・国際日本文化研究センター客員教授・放送大学客員教授を歴任。専攻は中世史、食文化史。著書に『江戸の料理史』(中公新書、サントリー学芸賞受賞)、『歴史のなかの米と肉』(平凡社ライブラリー、小泉八雲賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

26
食の文化史に興味がわいたので、勉強のために読んでみた。古代から現代に至るまでの通史と食文化史が一冊で把握できるのでお得。江戸時代でも牛肉が食べられていたこと、食肉が農耕と仏教の影響から穢れとされていたことなど、知識を得ることができた。欲を言えばもう少し図版や表紙にあるような再現写真などがあってもよかったかな。でも全体的に興味深く読めた。2013/09/03

はるほのパパ

14
食に関して、縄文から中世、近代に至るまで、記紀を筆頭に色々な古文書から食に関しての記述を探り出してまとめたものである。 米を古来より日本人は舎利というように神聖なる食としてとらえており、一方で牛馬等肉を食している者たちへの差別的記載がある。 それはそれで勉強になる。 個人が決まった食器や箸を用いていることは世界的にも珍しいらしいし、つい最近まで飢饉との闘いであったことがわかる。 調理方法や副食とか記載があればもっと良かったと思うが大変勉強になった。2015/02/16

12
古代から現代までの歴史の流れに沿って、食の移り変わりや文化とのかかわりを追った本。日本人がいかに米に執着してきたかがよくわかる。古代の採集の時代から始まって、現代のファーストフードの話を読むと、ずいぶん遠いところまで来たなぁ…と思ってしまう。 学校の授業を聞いてるみたいな気分になる本だな、と思ったら、講義録をまとめたもので本当に授業の延長だった。2016/05/30

レコバ

9
日本食の通史として情報量が多いのは当然として、「庖丁という言葉に象徴されるように切り方が料理人の腕の見せどころとなった」とサラッと書いてしまうように、高い知識レベルを前提とする記述がネックとなり通読に時間を要した。それでも全てを消化することは出来ていないので、折に触れて読み返すことになるだろう。2023/03/12

リュウジ

9
★★★★★ 旧石器時代から、縄文、弥生、さらには中世、近世、近代と時代を経て進歩してきた日本が、「食」にどんな影響をうけてきたか。いや違うか、「食」によって時代をどう創らされてきたか。それも違うか、でもそんな内容。そして、常に日本でその中心にあったのが、「米」。稲作が伝わって、徐々に中心にコメを据えていく過程のなかで、稲作の技術が進化し、余剰生産物が生まれ、社会・クニが生まれ、階級をつくり、戦争を生んでいったことを、この本で知りました。 2014/05/18

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