出版社内容情報
日本を代表するやきもの、伊万里焼。その繊細さ、美しさは国内のみならず海外でも人気を博す。人々の暮らしを豊かに彩ってきた古伊万里の歴史、発展を俯瞰し、その魅力を解き明かす、古伊万里入門決定版。
内容説明
日本を代表するやきもの「伊万里焼」の始まりは江戸時代初期。その繊細さ、美しさは人々の心を惹き付け、技術もさまざまに発展していく。ヨーロッパ王侯貴族にも愛された「IMARI」は、大量に海を渡り美術品としても高く評価された。時代が下がり、庶民の食卓も彩るようになった瀟洒な器は、人々の暮らしを豊かにする欠かせないアイテムとしていまなお不動の人気を誇る。古伊万里の歴史、発展を俯瞰し、その魅力を解き明かす、古伊万里入門の決定版。
目次
第1章 古伊万里の道をたどる(初期伊万里;色絵の誕生と技術の広がり;輸出が生んだ様式;元禄の花 金襴手;献上の器 鍋島)
第2章 染付の楽しみ(古伊万里染付の器;漆器から染付磁器へ;蕎麦猪口の楽しみ;江戸の暮らしと伊万里焼;古伊万里のある暮らし)
著者等紹介
森由美[モリユミ]
東京生まれ。陶磁研究家。東京藝術大学大学院美術研究科(保存科学専攻)修了。戸栗美術館学芸員、日本陶磁協会研究員を経て独立。陶磁器や伝統文化に関する執筆、講演、企画制作を行う。戸栗美術館学芸顧問。NHK文化センター講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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