出版社内容情報
山の神秘、人々の悲劇を辿った代表作!
山で暮らす人々に起こった悲劇や不条理、山の神の嫁入りや神隠しなどの怪奇談、「天狗」や「山男」などにまつわる人々の宗教生活などを、実地をもって精細に例証し、透徹した視点で綴る柳田民俗学の代表作。
内容説明
山で暮らす人々に起こった悲劇や不条理、山の神の嫁入りや神隠しなどの怪奇談、天狗や山男にまつわる人々の宗教生活―。山間に埋もれた人生の記録や伝承の起源などを、実地をもって精細に例証し、透徹した視点でつづる。名作『遠野物語』と対をなす代表作。
目次
山に埋もれたる人生ある事
人間必ずしも住家を持たざる事
凡人遁世の事
稀に再び山より還る者ある事
女人の山に入る者多き事
山の神に嫁入りすという事
町にも不思議なる迷子ありし事
今も少年の往々にして神に隠さるる事
神隠しに遭いやすき気質あるかと思う事
小児の言によって幽界を知らんとせし事〔ほか〕
著者等紹介
柳田国男[ヤナギタクニオ]
1875年、兵庫生まれ。1900年、東京帝国大学法科大学卒。農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長などを歴任。35年、民間伝承の会(のち日本民俗学会)を創始し、雑誌「民間伝承」を刊行、日本民俗学の独自の立場を確立。51年、文化勲章受章。62年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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