内容説明
職場のトラブル、日常生活のトラブル。豊富な事例を用いて、法律、解決のヒントを分かりやすく解説!
目次
法律&裁判
1部 職場のトラブル(採用&労働条件;仕事でのトラブル;労災;解雇)
2部 日常生活のトラブル(金銭のトラブル;恋愛のトラブル;発達障害の子どもを持つ親御さんのトラブル)
犯罪と発達障害
著者等紹介
鳥飼康二[トリカイコウジ]
弁護士、産業カウンセラー。京都大学農学部卒業、京都大学大学院農学研究科修了(応用生命科学専攻)。日本たばこ産業(株)中央研究所勤務を経て、一橋大学法科大学院修了後、2011年弁護士登録(東京弁護士会)。日本薬学会、日本癌学会、日本労働弁護団、日本産業カウンセラー協会などに所属。現在、労働事件(精神疾患の労災など)、家事事件(家庭内の問題、成年後見人など)、医療事件、福島原発事故被害訴訟を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kayak-gohan
16
本書では発達障害の概要にまず触れて、発達障害の人が巻き込まれやすいトラブル、その法律上の問題と解決のための実務、発達障害に関する法令がわかりやすく説明されている。さらに職場や日常生活での法的トラブルの解決指針が判例などに準拠して示されている。特に発達障害を持つ人の雇用するにあたっては、使用者は①合理的配慮をする責任があること、②解雇については健常者の場合よりもハードルが高くなることが本書で強調されている。発達障害者に関する人事労務の手引書として有用であり、職場の座右に置いておきたい一冊。2019/12/20
PukaPuka
2
一読の価値あり。2020/10/18
ᚹγअәc0̸א
0
労働訴訟のセカンドレイプ性についてきっちり言及されていて有難い。 --パワハラ被害(一次被害)を受け、会社に民事訴訟を起こすと、加害者だけでなく、仲の良かった同僚や信頼していた上司などから、「そんな事実はありません」と法廷で証言されることがあります。有無事悪口を並べられることもあります。それを聞いた被害者は、「仲の良かったあの人が堂々と嘘を付くなんて」と衝撃を受け、人間不信に陥ります(二次被害)。 私は、二次被害を十分に説明した上で、本当に裁判を起こすかどうか依頼者さんと検討するようにしています。
-
- 和書
- 陸運業界 教育社新書