角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 豪快茶人伝

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角川文庫 角川ソフィア文庫
豪快茶人伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044078010
  • NDC分類 791.2
  • Cコード C0170

内容説明

信長、秀吉、利休、宗二、織部、遠州、不昧、直弼、鈍翁―。戦国時代以降、茶の湯は多くの権力者や文化人たちを虜にしてきた。限られた空間と茶道具が生み出す宇宙の中で、おのおのにこだわりを持ち、その美学の違いが、ある時は政治的対立の要因にさえなった。いつの世も最先端の文化として存在し、権力者と強く切り結んでいた茶の湯を通して、歴史の本流からは覗けない、個性豊かな茶人たちのなまの姿と心情に迫る。

目次

1 安土・桃山の章―天下取りと名物への憧れ(松永弾正と平蜘蛛の釜;覇王信長の名物狩り;下克上の茶事に・今井宗久;天涯一人茶人・荒木道薫;太閤秀吉と北野大茶会;わび茶の求道者・千利休;孤高の悲劇・山上宗二;山科の隠士・丿貫;博多の梟商・島井宗室;茶に楽しみ有り・織田有楽)
2 江戸前期の章―茶道具が天下を動かす(徳川家康と黄金の茶道具;異聞紫衣事件;古田織部の反乱;謎の茶人・金森宗和;綺麗さびの美学・小堀遠州;人生の達人・千宗旦)
3 江戸後期の章―大名茶人の蒐集熱(江戸の豪商・冬木屋の茶道具;茶の湯忠臣蔵;改革に死す・松平乗邑;江戸茶の巨人・川上不白;美に憑かれた大名・松平不昧;埋木の茶の湯・井伊直弼)
4 明治・大正・昭和の章―茶の湯復興(山田寅次郎の見た夢;益田鈍翁の絵巻切断;荒ぶる数奇者・松永耳庵)

著者等紹介

火坂雅志[ヒサカマサシ]
1956年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て88年『花月秘拳行』で作家デビュー。直江兼続の生涯を描いた『天地人』が2009年のNHK大河ドラマの原作に決定。同作が第13回中山義秀文学賞を受賞し、現在、最も注目されている歴史小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ムカルナス

8
戦国時代~近代まで25人の茶人の評伝。茶人と言っても信長や秀吉など歴史上有名な人物についても茶との関わり方が語られていて興味深く読めた。信長は茶は支配するための単なるツール、秀吉は茶の湯好きではあるが自らに箔をつけるために利用したと言う。だが、他の茶人も多かれ少なかれ、自らの富や名声を利用して茶道具を収集し自慢してる面がある。それゆえ戦後、平等な民主主義社会になると茶の湯は衰退したのではないか?花嫁修業で茶道を習うご時世も去った今、利休や織部のような美の改革者が出てこないと茶の湯の未来は暗いかも。2022/12/13

Tomoko

3
あとがきから…「茶の湯は、人が生きていくために必要不可欠なものではない。それがなくても、日々のいとなみはできる。しかし、茶の湯ほど奥深い芸術はないであろう。季節の草花を愛で、酒と料理と器を味わい、それらがすべて一服の茶に収斂されていく…。」激動の歴史の裏には、静謐な茶の湯の世界がありました。まだまだ学びの道は途上です。2017/08/04

やまほら

2
茶の湯には興味がないが、火坂雅志の本を買い集めていた2008年に購入。戦国時代から昭和までの25人の「茶人」を紹介したもので、戦国時代の人は時代小説でなじみがあるが、以降は知らない人も多い。最初は松永弾正、最後が松永耳庵(安左エ門。電力王と呼ばれた人で、出身地の壱岐にある記念館に行ったことがあります)と、苗字が揃っているのが面白い。2018/08/04

shikami

1
茶のことは詳しくなかったですけれど、どうしてなかなかおもしろかったです。歴史を見る視点をまたひとつ手に入れました。2009/05/21

イッケ

0
戦国時代から昭和までたくさんの茶人ごとの短編小説2011/12/04

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