角川文庫 角川ソフィア文庫
西郷隆盛「南洲翁遺訓」―ビキナーズ日本の思想

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  • サイズ 文庫判/ページ数 207p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044072018
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0123

内容説明

明治維新の指導者、西郷隆盛は、西南戦争によって賊名を背負ったまま死んだ。1889年、大日本帝国憲法発布を機に名誉が回復され、上野公園山王台に銅像が建てられることになった。このとき、言葉こそ残すべきだとして、旧庄内藩の人びとによってまとめられたのが本書である。偽りのない人生を生き、そして死んでいった西郷の言葉は、新政府への批判を含みながら、国家や為政者のあるべき姿を示し、人として広い度量と高潔な精神の必要性を説く。

目次

1 遺訓(天皇の政府の役人になり、政治を行うということは、;賢人がすべての役人を統轄して、;政治の大要は、 ほか)
追加(事件に遭遇したり、あるいは何か物事を担当するときに、;漢学を勉強したものは、)
解題(『南洲翁遺訓』の成立事情;庄内藩士の薩摩行き;『南洲翁遺訓』の序文および跋文 ほか)

著者等紹介

猪飼隆明[イカイタカアキ]
1944年福井県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。熊本大学文学部教授・大阪大学大学院教授を経て、大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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