内容説明
エジプト、ローマでは金貨・銀貨・中国では皇帝が価値を定めた紙幣など、「お金」のすがたは文明ごとに違っていた。交易にともなって為替・小切手が登場し、やがて世界市場は金本位制へと移行。中世までは利子を得るのは罪悪とされたが、株券・債券の出現で投資と投機熱が加速、地球規模で世界経済システムが連動するようになる。コインの発生から電子マネーまで、今だからこそ知っておきたい「お金」が動かす世界の歴史。
目次
第1章 世界の文明とさまざまな「お金」
第2章 膨張する「お金」と投資と投機
第3章 市民革命も産業革命も「お金」で動いた
第4章 金本位制と国際通貨ゴールド
第5章 地球をめぐるドル
第6章 電子マネー・ドルと証券バブルの大崩壊
著者等紹介
宮崎正勝[ミヤザキマサカツ]
1942年生まれ。元北海道教育大学教育学部教授。東京教育大学文学部史学科卒。専攻は、前近代の国際交流史、世界史教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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