内容説明
19世紀末、完成間近と思われた物理学に暗雲のような謎が立ちこめる。波であり粒子でもある光とは?この謎に1人の天才が挑む。A.アインシュタイン。彼が1年間に発表した「特殊相対性理論」をはじめとする3論文から現代宇宙論のすべてが始まった。最新宇宙学を牽引する著者が、アインシュタインの業績と現代宇宙論全史を徹底解説。宇宙膨張再加速の鍵を握る真空のエネルギーと“アインシュタイン宇宙項”復活のドラマに迫る。
目次
プロローグ アインシュタインの偉大な遺産
第1章 物理学に立ちはだかる2つの暗雲
第2章 特殊相対性理論から一般相対性理論へ
第3章 一般相対性理論とブラックホール
第4章 量子論の発展とアインシュタインの立場
第5章 宇宙は膨張しているか?
第6章 ビッグバン宇宙が解決できなかった謎
第7章 大統一理論で宇宙の膨張を探る
第8章 宇宙創世のシナリオと宇宙の多重発生
第9章 アインシュタインの宇宙項は復活するか?
著者等紹介
佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
1945年、香川県生まれ。74年、京都大学大学院理学研究科物理学第2専攻博士課程修了。北欧理論物理学研究所客員教授、東京大学理学部助教授を経て、東京大学大学院理学系研究科教授。2009年、定年退官。明星大学客員教授、東京大学数物連携宇宙研究機構特任教授。専門は宇宙論と宇宙物理学。特に宇宙の創生と初期宇宙を研究し、81年に「インフレーション理論」を提唱、宇宙論研究の世界的牽引者となる。90年、仁科記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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