出版社内容情報
7世紀の中央アジアに誕生した軍事国家の吐蕃王国。インドから仏教がもたらされるとチベット仏教が成立し、宗教指導者が政治権力を持つようになる。その中で生まれたのが、独自の理論にもとづいて権力を継承する「転生活仏制度」だった。チベットの歴史は、その宗教を理解していなければ語れない。最初の統一国家誕生から、ダライ・ラマ14世インド亡命までの1400年を、チベット密教研究の第一人者がひも解く、通史の決定版。
内容説明
7世紀の中央アジアに誕生した軍事国家の吐蕃王国。インドから仏教がもたらされるとチベット仏教が成立し、宗教指導者が政治権力を持つようになる。その中で生まれたのが、独自の理論にもとづいて権力を継承する「転生活仏制度」だった。チベットの歴史は、その宗教を理解していなければ語れない。最初の統一国家誕生から、ダライ・ラマ14世インド亡命までの1400年を、チベット密教研究の第一人者がひも解く、通史の決定版。
目次
第一章 チベットの民族・言語・領域
第二章 古代チベット(七世紀~九世紀)
第三章 チベットにおける仏教の成熟(一〇世紀~一二世紀)
第四章 モンゴルとチベット(一三世紀~一四世紀)
第五章 仏教の黄金時代(一四世紀後半~一六世紀)
第六章 ダライ・ラマ政権の時代(一七世紀~一九世紀前半)
第七章 近代とチベット(一九世紀後半~二〇世紀)
著者等紹介
正木晃[マサキアキラ]
1953年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授、中京女子大学助教授、慶應義塾大学文学部非常勤講師などを歴任。専門は宗教学。日本とチベットの仏教、修験道を中心に、修行における心身の変容、宗教図像学などを研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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