角川ソフィア文庫<br> バガヴァッド・ギーター―ヒンドゥー教の聖典

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角川ソフィア文庫
バガヴァッド・ギーター―ヒンドゥー教の聖典

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044007256
  • NDC分類 929.881
  • Cコード C0114

出版社内容情報

神と人間のあいだに生まれた主人公アルジュナは、大いなる武勇の持ち主であった。その才は神から弓を授かるほどのものであったが、アルジュナは戦士として生きる決心がつかない。
領土問題に端を発した王族の争いに巻き込まれたアルジュナは、盟友クリシュナと共に戦に臨むが、なぜ人々の幸福ではなく不幸のために戦わなければならないのかと煩悶し、戦いを投げ出そうとする。
そんなアルジュナに、「戦いは戦士の宿命であり、全うしなければならない。≪無心で成すべきことをなし、その結果に執着しなければ心は平穏になる≫」と語りかけて諭す盟友クリシュナは、実はヴィシュヌ神(インドの最高神の一)の化身だった。
クリシュナはアルジュナに神としての本当の姿を見せ、畏敬に伏したアルジュナに神の教えを朗々と説く。その教えを受けたアルジュナは再び立ち上がり、自らの使命を果たそうと、大戦士として決意するのだった――。

内容説明

インド神話マハーバーラタに挿入されたヒンドゥー教の代表的聖典、バガヴァッド・ギーター。王族間の戦いに臨むも、苦悩し戦意を失ってしまったアルジュナに、ヴィシュヌ神の化身クリシュナは「無心でなすべきことをなし、結果に執着しなければ心は平穏になる」と行為の意味と人間の本質を説くのだった。ガンディーの独立運動を精神的に支え、西洋の思想家や知識人にも影響を与えた古典を読みやすい新訳で解説とともに味わう。

目次

アルジュナの嘆き
アートマンと義務の遂行
行為
行為と知識
ブラフマン
心のはたらきを抑える
万物の根源
生まれ変わり
神は全世界を満たす
神の多様な現われ〔ほか〕

著者等紹介

佐藤裕之[サトウヒロユキ]
1958年生まれ。武蔵野大学教授。専門はインドの哲学と宗教。東京大学大学院人文科学研究科印度哲学印度文学専攻(博士課程)単位取得後退学。インドのサンプールナ・アーナンダ・サンスクリット大学に留学。文学博士(東京大学大学院)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫陽花と雨

23
ヒンドゥー教の聖典といえばラーマーヤナとマハーバーラタだそうである(どちらも未読)パガヴァッドギーターはマハーバーラタの一部の話。本来日本語訳もかなり難解なのだそう。用語集や解説や後書きなどで、マハーバーラタのあらすじなど様々わかりやすく記してもらったと思うけれどやはり難しい。ハタヨガの元や、日本の神々の元になっている神々の話もあり、神話もとても興味深かった。しかし、ガンジーが言うように『パガヴァッド・ギーター』は、やはり頭ではなく心で理解するものなのだろうな…。2023/06/11

ピンガペンギン

22
翻訳者の佐藤裕之氏はサンスクリット語を学ぶ講座でバガヴァット・ギーターを使用していて「すでにある翻訳書は難しい」という受講生の声に応えて翻訳したという。何より文庫本で軽いのが便利で、持ち歩いて少しづつ読んだ。なんとか読み通せた。比較的、わかりやすく思えた個所をメモすると、P54「心によって、自分を善い方向に導き、悪い方向に導いてはならない。心は自分の友であり、敵である。心のはたらきを抑えれば、心は自分の友になる。心の働きを抑えなければ、心は自分の敵になる。」森にいって座る、とかヨーガ、瞑想が大切、など。→2023/10/26

GM職員

19
映画『RRR』の影響で手に取った、ヒンドゥー教の最も代表的といわれる聖典。親族との戦を前に迷う青年・アルジュナと、教えを説くヴィシュヌ神の化身・クリシュナの問答が続く本編が半分、あとの半分は訳者による解説という、某頭痛薬のような優しさがさすが初心者フレンドリーな角川ソフィア。 映画でラーマ兄貴が言っていた「結果を求めずにやるべき行為に集中する」という話はやはり好きだ。結果にばかり目が向きがちな現代に、すぐに結果は出なくても、ひたむきに行為を行ってきたことは無駄ではない―そう伝えられる余裕が欲しい。2024/06/26

活字スキー

18
【行為をすることだけを考え、行為の結果を考える必要はない。行為の結果を目的としてはならない。執着をすて、成功や失敗にこだわらず、行為をしなさい】ジャーン!気になる古典を読んでみたいけどハードル高そう、そんな時の角川ソフィア文庫!! 我らがラーマ兄貴や偉大なるガンディーらも心の拠り所とした聖典。インドの魂とも呼ぶべき二大叙事詩のひとつ『マハーバーラタ』に盛り込まれた挿話の読み易い口語新訳に丁寧な解説も添えて。なるほど、わからん。2024/01/04

Gokkey

13
読みやすい物語調だが、本書の難しさはギリシア神話的に読むべきか、論語のような処世訓として読むべきか、もしくはプラトンのように形而学上の論説として読むべきか、読み手の接し方自体が問われているという点にあると思う。老子や荘子で見られる逆説論理的な言い方を見いだす事ができる(一であり多であるというような)ので、目には見えない何かを伝えるという意思に基づいて書かれた書物で有ることは間違いなさそうだ。思考の中に何かを探し求めるから執着が生まれる。自身のダルマに則った行為が即存在である。もう少し深掘りしたい。2024/01/02

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