出版社内容情報
本は書かれるだけじゃない。読まれるだけでもない。創られるものだ。書物を愛し、膨大な英知を逍遥してきた松岡正剛が、本のさらに向こう側へと突き進む。
編集、造本、活字、挿絵、写真、翻訳、校正、装幀、組版、製本、書店、本棚、書評、選書……。この、愛しき本の修羅たちよ!
一冊の本が作られて読まれる、その「裏側」まで覗き見て、書物を深く深く愛する術を語りつくす。書物を愛するすべての人に捧ぐ、究極の「愛書術」。
目次
第1章 配剤を読む(青木正児『華国風味』五九夜;松原秀一『中世の説話』五四〇夜 ほか)
第2章 暗示と修羅を読む(石田幹之助『長安の春』三七五夜;林達夫・久野収『思想のドラマトゥルギー』三三六夜 ほか)
第3章 本の企図を読む(N・キャロライズ&M・ボールド&D・ソーヴァ『百禁書』九四五夜;吉野孝雄『宮武外骨』七一二夜 ほか)
第4章 本棚を読む(シルヴィア・ビーチ『シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店』二一二夜;須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』一九一夜 ほか)
第5章 もう一度、読む(ウィスタン・ヒュー・オーデン『オーデン わが読書』二六〇夜;朝日新聞学芸部編『読みなおす一冊』七〇九夜 ほか)
著者等紹介
松岡正剛[マツオカセイゴウ]
編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。70年代にオブジェマガジン「遊」を創刊。80年代に「編集工学」を提唱し、編集工学研究所を創立。その後、日本文化、芸術、生命科学、システム工学など多方面におよぶ研究を情報文化技術に応用しメディアやイベントを多数プロデュース。20年以上つづくWEB「千夜千冊」が、2022年5月末に1800夜を達成した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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読書という航海の本棚
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