出版社内容情報
長年の俳句指導の実践を通して到達した、「四つの〈型〉により実作」というなメソッド。初心者でも20週で確実の俳句が作れる画期的な1冊。30年来のロングセラー俳句入門書、待望の初文庫化!
内容説明
俳句歴45年の著者が、長年の指導の集大成としてたどり着いた「四つの型」というなメソッドを軸に、わずか五ヵ月で「0から出発して、まずまずの俳句を作れるようになるまで」の勉強法を伝授。季語から歳時記、俳句の構造などの初歩から、切字や取り合わせといった表現を「型」の演習を通して習得。ワンランク上の俳句作りを目指す。俳句入門の決定版として多くの俳人から支持され続ける30年来のロングセラー、待望の初文庫化!
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
66
少し俳句に興味がありこの本くぉてに取ってみましたが私にはまだまだ敷居が高すぎる感じがしました。確かにこの本のとおりに20週かけて行えばかなり俳句ができるようになるとは思いました。ただ、用意するものが歳時記(これは持っていますが)、句帳などを手元に置いて書いていかねばなりません。ま各章の末尾にある4つの句を暗誦していかねばなりません。最初の段階の通読だけでとりあえずあとはゆっくりと…という感じです。2022/06/17
おおにし
16
千野 帽子「俳句いきなり入門」で推薦の入門書。切れ字を使った型練習をひたすらやると、俳句らしい句が少しできるようになってきた。句会では切れ字を使った句が比較的少ないので切れ字を使うと目立つ気がする。しかし、季語と季語以外の言葉の「二物衝撃」のやり方がモデルの添削例だけではよくわからない。型練習を続けるとある日突如として「イケる」と直感が閃くものだという著書の言葉を信じてしばらく練習してみたい。2023/04/30
かふ
15
短歌ばかりうつつを抜かしていたので俳句が下手になったと思って藤田湘子『新版20週俳句入門』を再び読んだ。一応「新版」を読んだのだが変わったところがあったのか?この本を読むと確かに俳句は作れるのだが、最初に二物衝動を勧めるのでいきなりわかりにくい俳句になって一般受けはしない。シュールレアリズムの世界だから、わかる人にはわかるだろうという感じなのだ。抽象画のように。 いきなり抽象画を見せられてもそこから作者の意図を感じるのは難しいだろう。2022/11/28
takeapple
8
最初にざっと目を通しなさいということで読み始めたが、俳句の構造ってそうなのかということが分かって面白く読んだ。定年後を見据えて、俳句を作る人生もいいかなあと思い始めている。2023/08/14
コウママ
4
参考になると評判良い俳句入門。型の説明など、少しかじり始めた初心者なので勉強になりました。でも型がなってないとかじゃなくてもっと気軽にカジュアルに詠んでいいのならもう少し身近になるんじゃないかなと思ったり。決まり事の中で良い物を作るのが魅力ですけどね。2025/01/21