内容説明
古典文学とは、昔の人々の「心の遺跡」である。神話・伝説・この世界の始まりを描いた『古事記』、美貌の皇子光源氏の恋と盛衰を語る『源氏物語』、凄惨な内乱や権力者のみじめな末路を伝える『平治物語』ほか、本文の抜粋と鑑賞、詳しくわかりやすい解説で古典の名作をたどる。節ごとに、作品の種類、巻冊数、成立年代、作者、手にとりやすい参考図書も紹介。巻末には文学史年表も収載する。1冊で日本文学史全体の流れをとらえる永久保存版!
目次
1 上代の文学(古事記;風土記 ほか)
2 中古の文学(古今和歌集;土佐日記 ほか)
3 中世の文学(保元物語;平治物語 ほか)
4 近世の文学(好色五人女;世間胸算用 ほか)
著者等紹介
久保田淳[クボタジュン]
1933年東京生まれ。東京大学卒業、同大学大学院博士課程修了。文学博士。東京大学名誉教授。専門は中世文学・日本文学史。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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