出版社内容情報
「ひまわり」に秘められた意味、そして絶筆の謎とは──?
内容説明
ファン・ゴッホは、生きることの難しい人間だった。高い理想、激しい気性、有り余る情熱ゆえ、学校にも職場にも教会にもなじめず、やがて画家の道だけが残る。ハーグ派、印象派、浮世絵版画との出会いに導かれ、駆け抜けた37年の短い生涯。その心中には、孤高の理想を憧れの地「日本」に託しつづけた、ユートピアへの儚い希望があった。主要作品をオールカラーで辿り、残された手紙によって画家の人生を浮かび上がらせる決定版。
目次
序 出生から画家になるまで
第1章 オランダ時代―愛に飢えた修業者(ハーグ派の画家との交流;捨てられた女 ほか)
第2章 パリ時代―豊穣なる混沌の一幕(印象主義;印象派から得たもの ほか)
第3章 アルル時代―夢への逃避行、「日本」色のユートピア(失敗作;架空の太陽 ほか)
第4章 サン=レミ時代―迫りくる悪夢たち(星空;つくられた風景 ほか)
第5章 オーヴェール=シュル=オワーズ―切れた糸(「日本」との接触ふたたび;「出現」 ほか)
著者等紹介
圀府寺司[コウデラツカサ]
1957年、大阪府生まれ。大阪大学文学部卒業後、81年から88年までアムステルダム大学美術史研究所に留学し、文学博士号を取得。博士論文でオランダ・エラスムス財団よりエラスムス研究賞を受賞。広島大学総合科学部助教授を経て、大阪大学文学研究科教授(西洋美術史)。2004年から05年まで、ワルシャワ・ユダヤ歴史研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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