角川文庫<br> 万能鑑定士Qの事件簿〈5〉

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角川文庫
万能鑑定士Qの事件簿〈5〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043836468
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

お盆休みにパリ旅行を計画した凛田莉子を波照間島の両親が突然訪ねてきた。天然キャラで劣等生だった教え子を心配した高校時代の恩師・喜屋武先生が旅に同行するというのだ!さらにフランスで2人を出迎えたのは、かつて莉子がデートした同級生の楚辺だった。一流レストランに勤める彼は2人を招待するが、そこでは不可解な事件が起きていた。莉子は友のためにパリを駆け、真相を追う。書き下ろし「Qシリーズ」第5弾。

著者等紹介

松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作『千里眼』シリーズは累計628万部を超える人気作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんちん

245
小学校の算数の問題にしっかりとひっかかってしまった(泣)よくもまぁこんな問題を考えたなぁと関心してしまう。この問題のために莉子をパリに飛ばすとはずいぶんと大掛かりなセッティングだ!と思いたくなるほど。ご都合主義すぎだし、偶然が重なりすぎだし。。。と突っ込みたくはなるが、それを横においてもいいくらい楽しめた。莉子の天然性が薄れてきていると感じる中、空港での卒業証書授与ではうれしさより恥ずかしさが先にでて、やめるかなと思ったが、素直に受け取ったところなどまだまだ感受性豊かな莉子が残っていると少し安心。2013/11/14

kishikan

214
万能鑑定士シリーズVの舞台は、なんとフランスはパリ。パリと言えば、なにはともあれルーブル美術館。オルセーもオランジュリーもあるし、きっとダビンチコードのような謎解きかな・・、とモナリザの絵に莉子が違和感を感じた時は思ったのだけど。実は違ったのです。今回は料理、つまりフランス料理でして、フォアグラが事件のキイでした。それと今回は、莉子の鑑定眼というより、超人的な洞察力や観察眼それに注意力の発揮でした。沖縄時代の恩師の恋や高校時代の恋心も描かれていい感じ。でも、なんでパリ旅行に行くことになったんでしたっけ?2015/10/27

absinthe

190
今回はパリで活躍する莉子。鋭い観察眼でトリックを見破るのはさすが。このシリーズ、凶悪な犯人は出てこない。犯人もまた優しい心を持っている。 最後にはじんわりとした感動が待っていた。

れみ

190
今回はフランスが舞台の、パリの一流レストランで起こった事件の真相に迫るお話。今回は小笠原の出番がほとんどなかったけど、その代わりに喜屋武先生と楚辺くんが頑張っててなかなか面白かった。ルーブルとモナリザも出てきたけど映画にもなったそのお話を読むのはもう少し先なんだなあ。2014/11/05

hiro

185
この5巻で莉子が解決するのは、旅先のフランスで元同級生が巻き込まれた、世界三大珍味フォアグラの食中毒事件。今回の莉子のパートナーは、いつもの角川書店の小笠原ではなく、高校時代の恩師喜屋武。前半はこの喜屋武先生がうっとうしかったが、途中で喜屋武先生でなければならいない設定だとわかって納得。今京都の百貨店で販売された麺に縫い針が相次いで見つかっているが、フランスでのこの徹底したフォアグラの衛生管理には驚いた。また、映画化もされた9巻を先に読んでいたので、この5巻では‘モナ・リザの謎’の伏線も楽しめた。2015/02/15

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