角川ソフィア文庫<br> サンスクリット版全訳 現代語訳 維摩経

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角川ソフィア文庫
サンスクリット版全訳 現代語訳 維摩経

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044004873
  • NDC分類 183.6
  • Cコード C0115

内容説明

法華経と並ぶ初期大乗仏典で、聖徳太子のころから戯曲的展開の面白さで親しまれてきた維摩経。そのサンスクリット原典の写本が、二十世紀末に発見された。この写本に依拠した精緻な訳をさらに洗練し、初めて読む人にもわかりやすい詳細な解説と注を各章ごとに付した入門書。在家の菩薩ヴィマラキールティが出家の十大弟子を論破し、マンジュシリー菩薩との軽妙な対話を通して「空」の思想や、在家仏教の真価を明らかにする。

目次

序論 大乗仏教の興起と『維摩経』の思想
ブッダの国土の浄化(仏国品第一)
考えも及ばない巧みなる方便(方便品第二)
声聞と菩薩に見舞い派遣を問う(弟子品第三)
声聞と菩薩に見舞い派遣を問う(菩薩品第四)
病気の慰問(文殊師利問疾品第五)
“不可思議”という解説の顕現(不思議品第六)
天女(観衆生品第七)
如来の家系(仏道品第八)
不二の法門に入ること(入不二法門品第九)
化作された菩薩による食べ物の請来(香積仏品第十)
「尽きること尽きないこと」という法の施し(菩薩行品第十一)
“不動であるもの”という如来との関係(見阿〓(しゅく)仏品第十二)
結論と付嘱(法供養品第十三)
結論と付嘱(嘱累品第十四)

著者等紹介

植木雅俊[ウエキマサトシ]
1951年、長崎県島原市生まれ。九州大学卒。理学修士(九州大学)。文学修士(東洋大学)。人文科学博士(お茶の水女子大学)。1991年から中村元氏のもとでインド思想・仏教思想、サンスクリット語を学ぶ。仏教思想研究家。東京工業大学世界文明センター非常勤講師、NHK文化センター講師を歴任。『梵漢和対照・現代語訳 法華経』上・下巻(岩波書店、毎日出版文化賞)、『梵漢和対照・現代語訳 維摩経』(同、パピルス賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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南北

45
男性出家者だけが悟りを開くことができるとする小乗仏教を批判することで登場した大乗仏教の初期経典である。在家信者の維摩居士(ヴィマラキールティー)を主人公として十大仏弟子や菩薩たちが「空」という思想を理解していないとしてやり込められている所から始まる。天女が男性にならない理由など、すでに法華経の「変成男子」を先取りしているところもおもしろかった。読んでいると細部にこだわってしまい、全体が見えなくなってしまう可能性があるので、各章についている解説から読んだほうがいいのではないかと思う。2024/07/07

おせきはん

27
在家の菩薩ヴィマラキールティ(維摩詰)とブッダの弟子、菩薩らの対話から「空」の思想が解き明かされていきます。解説の助けも得ながら、不二の意味、ここで説かれている有為、無為は一般的に使われる有為、無為とは異なることなどをより理解できました。2021/12/29

はちめ

7
とりあえず読み終えたが、当方の実力と興味を超えていて理解できなかった。大乗仏教初期の空論などが繰り返し説かれている。前半部分においては繰り返しの表現が多く、初期仏典の影響があり、後半部分になると法華経的壮大な舞台における物語的表現が多くなる。いずれにしても、解説なしには理解が難しい。☆☆☆☆2020/05/05

無能なガラス屋

2
「如来にとってブッダの国土は功徳の飾りで荘厳されているのだ。それなのに、衆生は決してだれもそれを見ることはない。これは衆生の無知による過失なのであって、如来の過失ではないのだ。」2024/05/12

はる

1
在家のヴィマラキールティが仏陀の弟子を議論で翻弄する、痛快な話し。また、法を理解するのに、出家して修行しなくてもいまここが、すべての場所が修行の場だと考えることができると思えた。2020/03/20

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