角川ソフィア文庫<br> キリスト教でたどるアメリカ史

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角川ソフィア文庫
キリスト教でたどるアメリカ史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044004668
  • NDC分類 192.53
  • Cコード C0122

内容説明

アメリカがアメリカと「なってゆく」過程を知らずして、今日の実像を理解することはできない―。苦難の連続の建国前夜から陰謀論・反知性主義が渦巻く現代の混沌まで、彼の国を一貫して突き動かし、その寄る辺となってきた理念とは、まさしくキリスト教そのものであった。自由・寛容・狂信・傲慢…相反する両面を携えて、驀進する宗教国家の軌跡を一冊で通覧する。神学・宗教学の泰斗が記す、全く新しいアメリカ史。

目次

「アメリカ」の始まり
ニューイングランドの建設
ピューリタンの信仰と生活
大覚醒
独立革命期
諸教会の伸展と変容
アンテベラム時代
新しい信仰の諸形態
南北戦争期
アメリカの膨張
二つの世界大戦
戦後から現代へ

著者等紹介

森本あんり[モリモトアンリ]
1956年神奈川県生まれ。国際基督教大学、東京神学大学大学院、プリンストン神学大学院を修了(Ph.D.)。国際基督教大学人文科学デパートメント教授(哲学・宗教学・アメリカ研究)、2012年より学務副学長。プリンストン神学大学院とバークレー連合神学大学院で客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

113
アメリカの小説やニュースではキリスト教に関する話や引用がよく出てくる。その背景に詳しくないので何となく読み流していたが、もう少し知りたくなりこちらを手に取った。本書ではアメリカのキリスト教の変遷を軸にアメリカ史が語られる。独立前の時代も分量があり興味深く読めた。国の出自から伝統的に権威への疑念が強く、ピューリタニズムの知性偏重に対して反知性主義が出たり、差別など時代の問題に応じて宗派も分裂統合する。起源の違う移民がまとまるには宗教的な理念の位置づけが大きく、現代も同様。あと伝道者って影響力があるのだなと。2020/10/20

ネギっ子gen

72
【日本に「アメリカ研究」の書物は多いが、「アメリカのキリスト教」という主題は敬遠されたまま】 米国を一貫して突き動かしてきた理念は、キリスト教そのもの。自由・寛容・狂信・正義……相反する価値観が渦巻く中を驀進する宗教国家の軌跡を通覧したアメリカ史。「はじめて」で、<「植民地時代」はピューリタンの時代であるが、この時代の研究者が極端に少ないのも日本のアメリカ研究が克服すべき問題点の一つ/アメリカがアメリカと「なっていく」過程を知ることなくして、今日のアメリカをその底流において理解することは困難である>と。⇒2024/03/31

harass

54
kindleunlimited。同著者の本を数冊読んでいたが、結構興味深く、一気に読んでしまった。日本人からみると疑問に感じる、「神の国」と自負する米国の成り立ちと歴史の意味がよく分かる。そしてその傲慢に思える部分も。信仰の自由を求めて移民してきたキリスト教の各宗派たちは、新天地で新たな国を建国する。各宗派のせめぎあいなどから、思想の自由が尊重され、人種差別撤廃運動や女権拡張論が生み出される。おすすめ。「アメリカ合衆国 ほど、(奴隷)廃止の過程が暴力的で急激に進められ例は少ない。2025/05/24

おさむ

44
アメリカの歴史はキリスト教と切っては切り離せない。なかなかなかった一般向けのこの通読史はありがたい。先進国で唯一プロテスタント優勢の国で、ハーバード大学などのアイビーリーグはいずれも神学を学ぶ為に設立された。3度にわたる信仰復興(リバイバル)や各宗派の勢力争いは興味深い。時に教会は十字軍的な精神で道徳と宗教を守ろうとすることがある。禁酒法や性の禁忌、進化論への抵抗の流れがあり、福音派に繋がった。ビリーグラハムが始めた楽観的で単純なTV大衆伝道が、トランプ大統領を生んだとの指摘など得るものが多い良書でした。2021/02/09

さきん

36
アメリカにおける宗教を俯瞰する文庫本として良く作られている。カトリックからピューリタン、イギリス国教、プロテスタント、福音派、公教会、パブテスト、メソジストと到来してきては分派を繰り返し、モルモン教、エホバまで至りもはや原型をとどめていない。その要因には、様々な文化背景をもった移民やセクトという大衆への演説、布教活動があると著者は見ている。トランプやアメリカの反知性主義、中央部の白人大衆層を理解するに必要な内容。2021/05/23

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