角川ソフィア文庫<br> もし、日本という国がなかったら

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角川ソフィア文庫
もし、日本という国がなかったら

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044004552
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

 「日本という国は世界にとって、なくてはならない必要な存在」――。
 1957年10月、ロスの夜空に描かれたスプートニクの軌跡に衝撃を受け、天文学者にあこがれた13歳の著者は、翌日から独学で、そしてUCLA、ハーバード大学大学院でロシア語を学ぶ。
 その後、米国学生協会の奨学金でワルシャワ大学へ留学した著者だったが、実はCIAの隠れみのだった同協会の身代わりにされ、スパイ容疑に。ジョンソン政権をゆるがす事件に、一度は恋人のいるパリへわたるが、破局してやむなく帰国。しかし、迫り来るベトナム戦争の徴兵から逃げるため、今度はまったくの未知の国・日本へと向かった――。
 本書は、その数奇な人生とともに、魅了された文化や日本人の特質に迫る愛あふれる日本論。
 精力的に英訳し、世界へと広く紹介した宮沢賢治、師と仰ぐ若泉敬、親友・井上ひさし、大島渚など多くの文化人とのエピソードを交え、俳句、古典、能や祭といった伝統文化、美しい言語や美術、稀に見るサービス精神や再デザイン能力など、世界に誇る日本の魅力を語り尽くす。


【もくじ】
1 ここが、ぼくの国だ
2 驚くべき創造力の国へ
3 世界には、誠実で正直な日本が必要だ
4 日本人も知らない本当の世界遺産とは
5 「5つの日本」
6 1960~70年代に現れた革命児たち
7 世界にも希有な表現者
8 「戦メリ」の助監督をしてわかったこと
9 日本の文化は「振る舞い」に表れる
10 ここではあらゆる場所が「舞台」である
11 世界が気づいた「無私の心」
12 銀河系を自らの中に意識せよ
13 杉浦千畝が世界に示したもの
14 真に非宗教的な先進国、日本
15 日本よ、自らと世界を再デザインせよ

内容説明

「日本という国は世界にとって、なくてはならない必要な存在」。ベトナム戦争の徴兵から逃れ来日した著者。その数奇な人生と共に、魅せられた文化と日本人の特質に迫る愛あふれる日本論。世界へ紹介した宮沢賢治、師と仰ぐ若泉敬、親友・井上ひさし、大島渚など多くの文化人とのエピソードを交え、俳句、古典、能や祭といった伝統文化、美しい言語や美術、稀に見るサービス精神や再デザイン能力など、世界に誇る日本の魅力を語る。

目次

ここが、ぼくの国だ―タクシーの窓から見えたもの
驚くべき創造力の国へ―ぼくの人生は、あらかじめ準備されていた
世界には、誠実で正直な日本が必要だ―京都での生活と若泉敬との出会いから
日本人も知らない本当の世界遺産とは―日本美の思想と、宮沢賢治の心
「五つの日本」―小さな国に満ちあふれた多様性
一九六〇~七〇年代に現れた革命児たち―日本独自の大衆文化を創った、天才たちの功績
世界にも希有な表現者―親友、井上ひさし先生の思い出
「戦メリ」の助監督をしてわかったこと―「戦後」は転換期を迎えた
日本の文化は「振る舞い」に表れる―日本人だけが持つ礼儀正しさと、特有のユーモアセンス
ここではあらゆる場所が「舞台」である―日常における日本人の見事な演劇性
世界が気づいた「無私の心」―日本の風土から生まれた利他の精神
銀河系を自らの中に意識せよ―「反逆精神」から生まれる、日本独自のオリジナリティ
杉原千畝が世界に示したもの―日本人の良心を世界のモデルにするために
真に非宗教的な先進国、日本―世界を対立から救うのは、日本以外にない
日本よ、自らと世界を再デザインせよ―空間と時間を再構成する日本文化と日本語の素晴らしさ

著者等紹介

パルバース,ロジャー[パルバース,ロジャー] [Pulvers,Roger]
1944年アメリカ・ニューヨーク市生まれ。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)卒業後、65年ハーバード大学大学院ロシア地域研究所で修士号取得。ワルシャワ大学、パリ大学留学を経て、67年来日。京都産業大学でロシア語・ポーランド語講師を務め、72年オーストラリア国立大学で日本語・日本文学を講義。76年オーストラリア国籍取得。82年「戦場のメリークリスマス」助監督を務めたのを機に再来日。17年「STAR SAND―星砂物語」で初監督を務める。08年第18回宮沢賢治賞受賞。13年『雨ニモマケズ』の翻訳で第19回野間文芸翻訳賞受賞、15年第9回井上靖賞受賞、18年旭日中綬章受章。著書多数

坂野由紀子[バンノユキコ]
成蹊大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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広瀬研究会

4
ロジャーさんが感じる日本人の美徳は謙虚さであったり、人に迷惑をかけない公共心だったり、行き届いたサービス精神、ということになるのかな。それに60~70年代に活躍した芸術家たちが発揮したような反逆精神も。ロジャーさんは日本を褒め過ぎなような気がするけど、ここまでおだてられたら、張り切ってがんばらないと申し訳ないような気になりますね。2023/11/05

tecchan

0
 50年以上に渡り在日し、日本をこよなく愛する著者が、我が国を見て感じたことを描く。自国の文化や習慣の素晴らしさに無頓着な日本人がいかに多いことか。もちろん悪質なナショナリズムに陥らず、しかし、もっと自信を持てと叫ぶ。2021/07/11

norio sasada

0
https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/44555aba4085d8f775305edc49d47438 https://note.com/norio0923/n/ndcdf18ad3b802012/05/02

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