角川ソフィア文庫<br> 「戦後」の墓碑銘

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角川ソフィア文庫
「戦後」の墓碑銘

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044003753
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0136

出版社内容情報



白井 聡[シライ サトシ]
著・文・その他

内容説明

なぜ、日本は堕ちていったのか?昭和に続き、「平成」が終わる。この間、戦後政治は“冷戦後”の世界に対峙せず、戦後レジーム=永続敗戦レジームの変更ではなく強化、さらには現実からの逃走に耽り、そして砂上の楼閣と化した。国民益はもとより国益とも無縁な政治が横行することとなった平成。その転換点はいつ、どこにあったのかを気鋭の政治学者があぶり出す論考集。100頁以上の新たな論考を収録した増補決定版!

目次

第1章 「戦後」の墓碑銘(対米従属支配層の抱えるディスコミュニケーション;安倍首相が筆頭、権力者に蔓延する反知性主義 ほか)
第2章 「永続敗戦レジーム」のなかの安倍政権(「永続敗戦レジーム」は、なぜ、どのようにして壊れてゆくのか;おもしろうてやがて悲しきアベノクラシー ほか)
第3章 「戦後」に挑んだ者たち(永続敗戦レジームへの抵抗者としての石橋湛山;野坂昭如の戦後―倫理的不能と不能者の倫理)
第4章 生存の倫理としての抵抗(悪鬼と共に戦う方法;「犬死にせし者」を救い出すために ほか)
第5章 平成政治の転換点(戦後レジームと闘う人々へ―新安保法制後の「永続敗戦論」;政治の根本転換を見据えよ―いつまで騙され続けるのか?「TPP大筋合意」に思う ほか)

著者等紹介

白井聡[シライサトシ]
1977年、東京都生まれ。政治学者。京都精華大学人文学部総合人文学科専任講師。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)。専攻は政治学・社会思想。2013年に刊行した『永続敗戦論 戦後日本の核心』で第4回いける本大賞、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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阿部義彦

14
角川ソフィア文庫。時事評論の類は滅多に面白いとは思わないのですが、これは例外。安倍政権の正体、モリカケ、SEALDs、原発問題、沖縄翁長雄志氏当選、「緑のタヌキ」こと小池百合子知事、このくにが「美しい国」どころか限りなく「恥ずかしい国」となった経緯をバッサリと斬りまくります。トランプが勝ってもクリントンが勝ってもそんなのは丸で関係ない!何故ならアメリカがどのような国になろうが、それに唯唯諾諾とついて行く、何も考えないでついて行くのが日本の方針であるというのが現実でしょう。気鋭の政治学者おもろ過ぎ!2018/09/01

tecchan

4
永続敗戦論で著名な気鋭の政治学者による論考集。戦後レジームからの脱却を掲げる安倍内閣。実は、対米従属の強化が進み戦後レジームの強化となっているなど、現代政治を読み解くにあたり、大変参考になる。2018/06/07

bafuken

3
安倍晋三の掲げる「戦後レジームからの脱却」はその内実において筆者の言う「永続敗戦レジームの純化」に他ならない。すなわち対米従属・対米依存的性格を一層強化する傾向を強く帯びているのである。その知的低劣さや、反知性主義的言動は枚挙にいとまがない。彼の愚かさは、戦後日本社会が行き着いた愚かさの象徴なのだという。読み進むほどに、現在の政治状況に暗澹たる気持ちが募る、政治時評・論考集。2018/07/19

てっちゃん

3
「国体論」の萌芽となる論考集。なかなか切れ味が鋭い。 日本は近代国家なのだろうかと暗澹たる気分になる。2018/06/09

denden

2
居心地の悪いレーニン的視点。旧来の左翼にありがちなレーニンの「帝国主義論」が残した大罪を未だに感じられる稀有な書ではある。今般の情勢は帝国主義にあたり歴史は止揚され革命に至ると言う、どうしようもない幼稚な情勢論は多くの左翼を誤らせ、中には週刊誌的な知識で「日本根拠地論」などを発明した者までいたが、この書はその残滓を感じさせる、非常に居心地が悪い書である。世界史で最も成功した社会主義政党・自民党に反対するには相当の力量と哲学が必要だと思うが、残念ながら著者は情勢論に振り回され、至っていないように思われる。2018/10/12

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