角川文庫<br> 軍師の門〈下〉

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角川文庫
軍師の門〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044003036
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「おのが道を往くのみ」――黒田官兵衛、関ヶ原に賭した最後の野望!

志半ばで逝った竹中半兵衛から、軍師の座を引き継いだ黒田官兵衛。権謀渦巻く乱世にあって、秀吉亡きあと、官兵衛ははじめておのが野望のための戦いに挑む――男たちの戦国絵巻を圧倒的スケールで描く傑作長編!

内容説明

有岡城から生還した黒田官兵衛は、竹中半兵衛の死を知ると同時に、その遺志と豊臣秀吉の軍師の座を引き継ぐ。稀代の謀略家として恐れられる一方、信義を重んじ、敵将からも信頼される官兵衛。しかし秀吉は、おのが権力が強大になればなるほど、彼を恐れ、遠ざけてゆくのだった。秀吉亡きあと、官兵衛(如水)は、はじめて自らの野望を関ヶ原に賭すが―男たちの戦国絵巻を圧倒的スケールで描く傑作歴史長編。

著者等紹介

火坂雅志[ヒサカマサシ]
1956年、新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て1988年『花月秘拳行』で作家デビュー。直江兼続の生涯を描いた『天地人』が2009年のNHK大河ドラマの原作となり、同作で第13回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

315
高松城攻めから大返し、天王山までがハイライトで、以降の官兵衛は生彩を欠く。仕える主君の秀吉が、大きく変化していったので、史実と照らし合わせても、致し方ない落としどころではあるが、前半が、大志に燃える熱血漢として描かれていただけに、急に俗っぽい小人物になってしまった印象が残る。要所に登場する朝霞とのやり取りなどは、逸話として楽しく、毛利陣での安国寺瓊との会話は、手に汗を握るような熱さを感じさせてくれる。官兵衛の人物設定さえ、もう少し悪党寄りにしてくれれば、終盤も盛り上げられたのではないか。2020/06/12

とん大西

108
読応えありました。やはり最大の見せ場は本能寺の変をうけての中国大返し。手垢のついた場面ですが、言葉一つ違えば心象風景も微妙に変わります。官兵衛と恵瓊、官兵衛と秀吉。各々の切所でこんなやりとりもあったかもと思わせてくれる高揚感と緊迫感の描写はお見事。その後も亡き半兵衛の教えを胸に、秀吉の天下取りを支えていく官兵衛ですが次第に秀吉との距離が遠ざかります。その傑出した智謀を秀吉が恐れたが故。しかし、明鏡止水の如く己れの道を歩んだ官兵衛。煩悶しつつも軍師の生きざまを貫いた清々しさ。全うした男はやはりカッコいい。2018/09/16

優希

91
半兵衛死後、遺志と秀吉の軍師を引き継いだ官兵衛。しかし、秀吉の天下後は疎まれることになります。官兵衛の能力はそれだけ恐れられていたということでしょう。一方の官兵衛は最初で最後の野望を関ヶ原の裏で行われていた九州での戦で発揮する。官兵衛自身が天下を狙っていたかどうかは定かではありませんが、戦国の覇者の1人として駆け抜けたことは間違いないですね。2018/01/24

Die-Go

87
図書館本。豊臣秀吉の軍事参謀として辣腕を振るった黒田官兵衛の活躍を描く。上巻はもう一人の参謀竹中半兵衛の死をもって閉じられていた。遺された黒田官兵衛は如何にその生涯を全うするのか。戦がメインとなるべきこの時代描写において、戦が案外さらっと流されていくのが残念。内容がちょっと薄かったか。その反面、歴史をなぞるには良いかと。★★★☆☆2018/03/20

k5

64
下巻面白かった。中国大返しから、清洲会議、賤ヶ岳に小牧、長久手の戦いのあたりは、ドラマに満ちているし、「俺もっと評価されていいのに逆に疎まれてない?」という官兵衛の感覚が中年サラリーマンに浸透圧がぴったり。こういうリアルだけど、どこかエモい感じがオッサンを戦国時代に惹きつけるんですかね。交渉の場面を読むのが好きなので、安国寺恵瓊の造形がすごく良かったと思います。2021/10/31

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