出版社内容情報
くまくんはエミリーと大の仲よし。2人は、よくいっしょに遊びます。けれどもいつだってお別れの日はやってきます。くまくんとエミリーの出会いと別れを表情豊かに描いています。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
238
E.H.ミナリック 文、モーリス・センダック 絵。ミナリックは、アメリカの絵本作家。この"Little Bear"シリーズの5冊が代表作のよう。センダックは『怪獣たち』の、あのセンダック。4つの連作小篇から構成。もちろん、すべての主人公は「くまくん」。動物たち同士も人間も、すべて渾然一体。自然と融和する世界観である。もう一つは、アメリカの伝統的な価値観を体現する「家族」。オリジナルは1960年の刊行なので、こうしたメッセージはあからさまだ。古いのだが、逆に親は安心だろう。センダックの絵もこれに呼応し⇒2025/09/14
優希
82
童心に戻り、懐かしく読みました。くまくんは避暑に訪れた女の子エミリーとお友達になります。夏の間、くまくんはエミリーと色々な体験をするのが楽しかったです。せっかくお友達になれたのに、お別れの日が来るのが寂しく感じました。エミリーにお手紙を書きたくて字を覚えるくまくんが健気です。そしてそのお手紙も可愛い。昔ながらの童話という雰囲気がまたいいです。2016/01/12
chiaki
37
くまくん可愛いなぁ♡おかあさんに甘えっ子なくまくんが、人間の女の子エミリーとお友だちになる本作。嬉しそうにおかあさんに話す様子が愛らしい。エミリーの大切なお人形ルーシーに手当てを施し、掛けてあげる一声に優しさがいっぱい詰まってる!お手紙も書けるようになったり、その成長がわが子のようです。くまくんがエミリーを大切に想う気持ちや優しい気持ち、きっと伝わってるね。来年の夏が待ち遠しいね。2020/12/29
ヒラP@ehon.gohon
31
くまくんと、夏のバケーションでキャンプにやってきたエミリーの、きらめくような思い出の4場面です。 森の動物たちと、人間の女の子と、心が通じ合うお友だちになれるってとてもすてきなお話です。 出会いがあって、一緒に遊んだ思い出があって、別れがあって、ちょっぴりセンチメンタルなところも、夏の思い出にピッタリだと思いました。2021/08/31
pocco@灯れ松明の火
18
くまくんシリーズ第3弾:「くまくんとエミリー」「あひるのおもり」「ふくろうのパーティ」「あなたのともだち こぐまのくまより」の4話。くまくんにエミリーという友達が出来て、どんどん幸せが増えていく話。最後のお話は、心をHOTにしてくれます。2011/11/11