角川文庫<br> 英傑の日本史 智謀真田軍団編

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角川文庫
英傑の日本史 智謀真田軍団編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044000134
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0195

出版社内容情報



井沢 元彦[イザワ モトヒコ]
著・文・その他

内容説明

武田・上杉・北条ら大勢力の狭間を生き延び、信長・秀吉・家康たち天下人を向こうに戦い抜いた、真田一族の智謀とは。武田信玄の教師であり生徒でもあった幸隆。主君が間抜けだったが故に、図らずも「表裏比興」の戦国大名となった昌幸。大坂の陣で篭城戦と野戦を戦い、「日本一の兵」と称された万能戦士・幸村―真田軍団が繰り広げた死闘と謎多き実像に肉縛。敵味方が錯綜する戦国のドラマを、独自の史観で照らし出す!

目次

第1章 野望渦巻く信濃国
第2章 知将・真田幸隆の攻防
第3章 武田信玄の死
第4章 戦国大名・真田昌幸の誕生
第5章 戦国の闇を支えた謀報機関
第6章 武田氏滅亡
第7章 策士・真田昌幸の飛躍
第8章 真田親子が歩んだ二つの道
第9章 「日本一の兵」真田幸村―激闘、真田丸

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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二分五厘

17
武田信玄の諜報部門を担い、上野攻略を進めた幸隆。信玄の弟子として武田に尽くし、滅亡後は大名として織田・上杉・北条・徳川・豊臣の間を渡り歩いた『表裏比興の者』にして、精強徳川軍を二度も撃退した『戦上手』昌幸。その影に隠れるも大坂冬の陣では真田丸の籠城戦、夏の陣では家康をあと一歩まで追い詰めた『日本一の兵』信繁(幸村)。真田三代を史料とは別の視点で浮かび上がらせる。『信濃の国』が県民に広く歌われている理由。武田家滅亡の理由。史料に残るわけがない機関。兄弟の進退と『幸村』の謎。過酷な戦国の世で名も実も取った男達2016/02/03

ポチ

16
井沢さんにしてはやや軽い感じの本。昌幸を中心とした真田一族の歴史教科書風。タイトルは「智謀 真田一族編」の方が良さそうかな。2016/03/05

maito/まいと

13
井沢さんのテーマ日本史、今年の流行・真田に焦点を当てているけど、時系列が前後したり、かなり昔から話しをスタートしていて、信繁(幸村)コーナーが終盤しかないなど、既に真田に詳しい方じゃないと理解が追いついていけない一冊(苦笑)。また、井沢さんにしては論調が平凡だったり、取り上げている説自体が古かったり、とキレの悪さも目立つ。やっぱり井沢さんは、織田や豊臣・徳川みたいに時代の変遷の中心にいた勢力を取り上げた方がダイナミックだなあ。真田に関しては、平山さんを初めとした『真田丸』時代考証の方々の著書をオススメ。2016/02/05

Kumisuke92

9
真田丸がいよいよクライマックスな中、良い真田本がないか物色してやっと出会った良書。なぜ真田家は優秀な人材を生み続けたのか、権謀術数な昌幸がなぜ信玄には心酔していたのか、そしてなぜあそこで石田三成についたのか。常々疑問だったポイントに的確に答えてくれた、さすが井沢元彦。2016/10/19

8
大河絡み本。『逆説の日本史』ファンだが本書は期待ほどでは。推論でも蓋然性の高いものを積み重ねていけば説得力を生むが、戦国は当方も相応の知識、意見があるので納得できない部分あり。長篠を重臣の集団自殺と見る説はあるが、仮にそうだとしても幸隆の長男次男まで死ぬことはない。勝てると思ったからこそ連合軍に攻撃を継続したのであって、そこは巧みな野戦築城を行った信長の方が上手だったかと。躑躅ヶ崎館にも要害山城なる詰城あり。「軍師」的なものや「兵農分離」の連呼にはやや辟易。信玄が信長の天下取りを真似たというのは全く同意。2016/05/19

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