内容説明
今晩、寝室に次々と女（幽霊）がやって来る。お前は彼女たちを抱きしめ、一人残らず昇天させてやるんだよ―図らずも幽霊詐欺師の道を歩き始めたミチヲは、怪しげなホテルで出会った謎のイケメン・サカキに恐怖の「幽霊夜這いゲーム」を仕掛けられる。サカキに寝とられた最愛（！？）の幽霊マミコを取り戻すため、ミチヲはやむなくゲームに挑むことになるが…かくしてミチヲの最悪の一夜が幕を開ける！シリーズ戦慄の第２弾。
著者等紹介
黒史郎［クロシロウ］
１９７４年生まれ。２００６年「夜は一緒に散歩しよ」で第１回『幽』怪談文学賞長編部門大賞を受賞し、注目を浴びる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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papako
59
続けて。カタリとミチヲの掛け合いのレベルが上がってきた。しかし、一言もしゃべらないマミコさんの存在感がすごい。言うに事欠いて『チゲ鍋』よばわりとは。すごく伝わってきたけど。迂闊なミチヲが招いたカタリの天敵登場、マミコさんをめぐっての男たちの争い。ほんと、マミコさん、死ぬのが早すぎたんだねぇ。さて次で終わりだけど、ハッピーエンドになるのかなぁ。2017/10/12
藤月はな（灯れ松明の火）
33
マミコさんが泥棒猫に取られた！？とスキミングされたミチオに訪れる残念なモテ期（笑）と金大好きでティータイムは４番目に好きなカタリの本気に驚愕する巻。まさかあの眼にはそういう伏線があったんだと驚くも彼らの最期が遣る瀬無いです。しかし、スケキヨ姿のポンポン丸（得意技：幽霊の二回殺し）にときめいたのはリメイク版の市川昆氏の映画「犬神家の一族」の宣伝でスケキヨのラバーマスク姿に惹かれた中２の冬と全く進歩してません（笑）あのラバーマスクってどこに売られているのでしょうか？そしてマミコさんを形容する言葉に爆笑。2012/05/23
そのぼん
19
第一騨と同じようなノリでした。この作家の作品はグロい描写も多いので、好き嫌いが分かれそうですね。連作短編集なので軽く読めました。2011/11/30
瀧ながれ
18
相変わらずミチヲくんが優柔不断で優しい第２巻。あの展開も、マミコさんが幸せなんだからそれでいいじゃん、と思うんだけど、ミチヲくんはイヤだったのね…。幽霊のグロテスクさに慣れながら読んでいくと、作中にいろんな詐欺の手口が描写されていることに気づきました。孫を装ったり投資を持ち掛けたり、現実でもあれこれありますね。学んで自衛しないと。2015/02/26
ラルル
17
臓物を惜しげも無く晒す挽き肉乙女が２巻でパワーアップ☆ いいですね～彼女どんどん好きになるわー♡ さてそして何だか色々とクセのあるキャラが登場し、第３巻へ続く感じに。続刊いつ出るのかしら？2015/04/24
