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角川文庫
グレートジャーニー人類5万キロの旅〈5〉聖なるチベットから、人類発祥の地アフリカへ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043943616
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0195

内容説明

最終目的地は人類最古の足跡化石が残るタンザニアのラエトリ。途上、エチオピアの貧村でアメリカ同時多発テロの報を受ける。目的地までは、イスラム過激派による報復テロの可能性が高いスーダンを通らねばならない。秘密警察に監視されつつ、砂漠をラクダで進み、断食に挑んだ。過酷な自然と対峙しながらも、現代社会における宗教的政治的対立を目の当たりにする。多くの困難を乗り越えながら、人類の源流に至る感嘆の最終章。

目次

モンゴル国境からシルクロードへ
カイラス山の巡礼祭
ドルポの巡礼祭
北ドルポの村々の生活
キャラバンと共に
中央アジア自転車行
中東を行く
エジプトの旅
スーダン縦断
「蓄えない社会」を訪ねて
エチオピアからケニアへ
最後の寄り道
ゴール

著者等紹介

関野吉晴[セキノヨシハル]
1949年東京都生まれ。一橋大学法学部、横浜市立大学医学部卒業。93年から、あしかけ10年をかけ、「グレートジャーニー」を踏破した。2004年から「新グレートジャーニー日本列島にやって来た人々」をスタート。99年、植村直己冒険賞受賞。現在、武蔵野美術大学教授(文化人類学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えっくん

15
★★★★☆最終巻はチベットから人類祖先の誕生の地 タンザニアのラエトリへ。5万キロの道のりを10年で踏破という感動のフィナーレでした。氷点下のツンドラ地帯、最高気温が50℃の砂漠地帯、標高4000メートルの高山地域など過酷な自然環境の中、道なき道を脚力と腕力だけで進んでゆく姿には圧倒されました。飄々とした風貌の関野さんですが、とてつもないパワーの持ち主です。数々のアクシデントはありましたが、無事踏破貫徹するのはすごいです。各地域の住民との交流、世界遺産の紹介、自分も一緒にグレートジャーニーを楽しめました。2016/05/12

piro

12
チベットからアフリカまでの最終章。壮大な寄り道のチベット、ネパールが印象的。そしてヒンドゥー教、仏教、イスラム教、キリスト教と、様々な宗教が人々の暮らしに根付いている様がとても興味深い旅でした。宗教が人の欲望を抑えていると言う考え方は新鮮で、宗教がない漢民族は現世での欲望を満たすことに熱心だと言う話には妙に納得しました。はたから見ると酔狂な旅ですが、関野さんのような冒険家の目を通じて少しでも知らない世界を感じられる事は小さな喜びです。2018/06/19

michu

4
偉大なる旅の終焉。この旅に登場した数々の民族たちの暮しは、不便そうなのに何か憧憬を感じる事を禁じ得ない。真の平等とは、競争のない社会のことなのだろう。自由と平等を求めて発展してきたはずの民主主義と資本主義経済。どうしてこうなってしまったんだろう。たぶん社会が大きくなりすぎたんだ。単純に人間は増えすぎた。とは言え、後戻りは出来ないのが真理。最近言われ始めている「持続可能な」というキーワードに期待をかけて、資本主義経済の将来像を求め続けるしかないんだろう。ヒントはおそらく競争より協力だ。2012/11/07

カネコ

3
2013/08/04

ザッハトルテ

1
グレートジャーニー終わり。次は何をする? 目標を持った旅はプランを立てるときから楽しみなもの。スケールはすごく小さいけど、楽しさはよくわかる。2016/03/16

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