角川文庫<br> 妖かし斬り―四十郎化け物始末〈1〉

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角川文庫
妖かし斬り―四十郎化け物始末〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043931101
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

元は江戸屋敷勤番の侍だった月村四十郎。この男、からすにつきまとわれているため“からす四十郎”と綽名されている。病気の妻を抱え、用心棒稼業で糊口をしのいでいたが、借金は増えるばかり。易者に「死相が出ている」と言われ自棄になった彼は、礼金は高いが用心棒仲間も嫌がる化け物退治を引き受ける。油問屋に巨大な人魂が出るというのだ。だがその人魂の正体は…。人気著者が放つ、新シリーズ第1弾。

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみきーにゃ

82
シリーズ一作目。作者読み。化け物退治を始めた四十郎。化け物にビビりながらも奮闘!心に闇、人が化け物。正にその通り。四十郎頑張れ!!2022/04/02

みゃ

57
主人公の四十郎は腕は立つ(汚い剣も使うw)が化け物の類いが大の苦手な冴えない中年男。烏に付きまとわれ易者には死相が出ていると言われ、次々見舞われる出費に借金もかさみ半ば自棄っぱちで化け物退治を引き受ける👻。奥様の本の知識を助けに足ガクブルでビビりながらも化け物の正体を探っていくが…。平行して、死んだ親友から託された謎の書付が原因で何度も襲われる羽目に。こっちの方が気になった(笑)。必死に働く亭主を上手~く手のひらの上で転がす妻が微笑ましくて好き。盛り上る場面は控えめだけど地味に面白い話かな😁★3.52020/06/13

まるる

42
久しぶりの時代物。妖かし退治が生業になってしまった四十郎。お化け退治と思いきや、結局は人間の仕業。風野さんらしいユニークなキャラと、風野作品にはお馴染みの鳥居耀蔵も登場!鳥居のライバルとして遠山の金さんも登場!! どんな絡み方をしてくるのか楽しみなので、全巻読もうと思います。2016/12/02

はにこ

27
さすが風野先生。主人公のキャラが最高。ビビりで単純で金に困った浪人。汚い手を使うが腕はたつ!妖かしなんて怖くてたまらないのに金の為に仕方なく請け負う。妖かしの正体は期待しているものでなかったけど、キャラと話が面白かった。妻のお静、元芸者の桃千代も良い感じ。鳥居輝蔵や遠山の金さんが出てくるのもまた面白かった。2021/03/08

Richard Thornburg

18
感想:★★★  シリーズ第1段!  肩の力を抜いて読めました。  主人公の「からすの四十郎」こと月村四十郎は用心棒を生業にしているのですが、ひょんなことから化け物退治を引き受けることに。  四十郎のキャラクタ設定も面白く、化け物にビクつきながらも化け物騒ぎの正体を暴いていく様は笑えます。  病弱な奥さんとして登場するお静サンも書物から得た知識で四十郎サンをさりげなくサポート。  四十郎サンは完全にお静サンにコントロールされているなぁ~(笑)2017/06/11

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