角川文庫<br> 誰の中にでもいる彼

電子版価格
¥506
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
誰の中にでもいる彼

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043928019
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

人生には忘れがたい瞬間がある。十四年前、東京駅のプラットホーム。そこにいたのは互いに縁もゆかりもない29歳の人妻と27歳の独身商社マン。運命が連れ添うはずもない二人を引き寄せたのだった。だが、輝かしい時間も歳月とともに色褪せてゆき…。燃えるような恋とその後の顛末を綴った文庫オリジナル作品「誰の中にでもいる彼」ほか6編を収録。ベストセラー『水曜の朝、午前三時』の著者が贈る、珠玉短編集。

著者等紹介

蓮見圭一[ハスミケイイチ]
1959年秋田市生まれ。立教大学卒業後、新聞社、出版社に勤務。2001年に刊行したデビュー作『水曜の朝、午前三時』がベスト&ロングセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nemuro

9
市立富良野図書館から借りた一冊。初遭遇の作家。先日、書店にて『水曜の朝、午前三時』(河出文庫)を購入し、そろそろ読み始めてみようか、などと思っていたところ、図書館にて本書を発見し、まず、こちらから。表題作を含む7編を収録。どれも良かったが、特に最後の「心の壁、愛の歌」が印象に残った。これは、他の作品にも手を伸ばさなくては、などと思った次第。2019/02/11

Haru7599

7
後からじわっと効いてくる。夜光虫、結構な人生、が好き。2019/06/10

ガブリエル

6
ー人生には忘れがたい瞬間があるー「水曜の朝、午前三時」で直美と臼井が出会う場面で使われた言葉が標題作と「ハッピー・クリスマス、ヨーコ」でも使われている。歳月と共に恋は色あせ危機を迎えた夫婦の夫が、妻に出会った運命の時を思い出して語るシーン。燃えるような恋とその顛末を語るにつれ、心境に変化が生まれる過程がいい。1話だけ趣向が異なる「夜光虫」は、戦下の潜水艦で激しい爆雷攻撃を受け、死に直面して考えたことを孫に伝える元海軍医官の話で、これも秀逸。このモチーフが引き継がれた「八月十五日の夜会」も是非読みたい。2018/09/23

moon

3
重厚でしっとりとした、雰囲気のあるいい作品だった。行間を読むというか、文字の奥を読むというか…、語りきられていない、説明されすぎていないところがまたいいのかもしれない。なんともいえない余韻が残る。2009/05/08

はる

2
ちょっと、よくわからなかった。 短編なので隙間時間に読むのはいいかも。2018/06/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/481846
  • ご注意事項

最近チェックした商品