内容説明
河童がすむ淵。千利休の孫に化けた稲荷。森の沼に浮かぶ島。猫を祀ったお宮…。普通の旅行の途中でちょっと寄り道するだけでも、十分に楽しめるのが妖怪散歩だ。本書は全国を6ブロックに分け、各地のスポットを紹介している。伝説地を探訪するのに便利なオススメコースも用意。著者自らが妖怪伝説地をフィールドワークし、収集した情報の中から厳選した、妖怪をテーマにした新感覚の旅行ガイドブック。
目次
津軽の水虎様と鬼を訪ねる(青森県)
『遠野物語』を歩く(岩手県)
杜の都で動物妖怪を訪ねる(宮城県)
置賜の石と猫とを訪ねる(山形県)
浅草周辺の妖怪伝説を巡る(東京都)
文京・新宿周辺の妖怪伝説を巡る(東京都)
東京の狸スポットを歩く(東京都)
妖狐の足跡を辿る(栃木県)
上州の不思議を訪ねる(群馬県)
佐渡の狢を訪ねる(新潟県)〔ほか〕
著者等紹介
村上健司[ムラカミケンジ]
妖怪・怪異伝説地のフィールドワークを精力的にこなし、全国の妖怪情報に精通しているライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひで坊
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妖怪は飽きないね2009/01/05
すけきよ
0
群馬へドライブに際して2008/11/23
みーすけ
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寝る前に少しずつ;;ようやく読み終わったよ2008/11/10
志村真幸
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全国各地の妖怪にまつわる地を訪ねた紀行文/ガイドブックだ。メジャーどころもふくまれているものの、ほとんどが聞いたこともないようなマイナーなもので、すれっからしの妖怪ファンでも満足できるだろう。 たとえば岡山なら、真庭市を訪れ、化生寺の殺生石からハンザキ大明神(オオサンショウウオの化けもの)、カワコ石(河童の手形の残る石)、スイトンという一本足の人喰い妖怪とまわっていく。 実際に回ってみたくなる(ただし、人里離れていたり、看板も何もなかったりで、探し当てるのはかなり大変そうだが)。 2021/02/03