角川文庫
いつか誰かが殺される―赤川次郎ベストセレクション〈11〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043870127
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大財閥永山家の屋敷には、女当主・志津の70回目の誕生日を祝うため、家族が続々と集まっていた。長男、次男、そして娘は夫を連れて。さらには娘婿の愛人、娘に恨みをもつ殺人犯、殺人犯を追う警部、警部を追う警部夫人までも。一堂に会した邸内で、毎年恒例の志津を祝う余興「今年の賭け」が始まった。それはいうなれば、殺人ゲームである―。ついに喧騒と狂乱、欲望と憎悪の宴の幕が開く。

著者等紹介

赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。1976年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかつや

3
大財閥永山家当主・千津の70回目の誕生日を祝うために屋敷に集まった親戚一同。そこでは毎年恒例の変わった余興が行われるが、今年は色々と重なって外部からたくさんの侵入者がやってくる。出てくる人物のほとんどが非常識な頭おかしい奴ばかり。まあ赤川次郎の小説に出てくる人なんてだいたいそうだけど、それにしたってイかれてる。一見常識人っぽい人もやっぱりおかしい人で、そいつらが各々身勝手な理由で行動した結果、死体が続々と増えていく。最終的にかなり込み入ったことになってしまうが、ラストまでうまくまとまっていて面白かった。2023/04/15

牧瀬ちゃみ

3
[★★☆☆☆][2013年22冊目]:いかにも赤川次郎作量産型ミステリ。人もガンガン死んでいくのだけれど、それを全て他人のせいにしていくという物凄いお話。リアリティの欠片もないけれどここまでやってくれると逆に笑ってしまう。それだけに重森親子のように暗い結末になってしまう人達が居ることが辛く、バカミスにもなりきれていない中途半端な作品という印象を受けました。2013/03/06

xuehuabing

2
映画を観てからの読書だったが、映画とは内容が大きく異なる。映画を観て不自然に思った点も元はこういう話だったのかというのは納得。内容はけっこうハードなのに軽いタッチのおかげですらすら読めてしまう。2021/11/06

Wagtail

2
古い本でしたが、古さを感じない今と同じで、とても面白かったです。2017/11/24

陽ちゃん

2
久しぶりに読んだ赤川作品。事件?が同時平行で起きていて時々混乱しちゃいました。何人も亡くなるのに暗くならないのは、流石ですね。2017/03/11

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