角川ホラー文庫<br> うしろ

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角川ホラー文庫
うしろ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043843015
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

それは奇妙なマンションだった。女性専用で、セキュリティは万全、一見何の問題も無いように見える。だが、常に観察していれば気づくだろう、ここでは妙に人が入れ替わることに。そして、出て行く者の顔は必ず恐怖に歪んでいることに。音楽を学ぶために来日したイェニョンは、希望を胸に訪れたが―。仕掛けられた呪いが発動するとき、それはうしろに立つ―。

著者等紹介

倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社勤務を経て、98年より専業作家。幻想小説、ホラー、ミステリを中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヴェルナーの日記

213
作家・倉阪 鬼一郎氏は、日本の小説家・評論家・俳人・翻訳家という多彩な才を持った作家。早稲田の大学院をフリーライター志望で中退。生計が成り立たず印刷会社に入社。1987年短篇『地底の鰐、天上の蛇』にてデビュー。モダン・ホラー的な作品と本格ミステリとホラーとの融合した奇抜な趣向を偏執的に凝らした作品を数多く出している。現代小説(”ゴーストハンターと黒川シリーズ”等)や時代小説(”小料理のどか屋人情帖シリーズ”等)を執筆。本作は”三文字シリーズ”に位置づけされる一冊。自分的には何かモヤモヤしたものが残る作品。2021/06/17

カムイ

48
倉阪鬼一郎は作品は初、ん~、面白くないの一言です。いろいろ工夫はしているが全てが滑っていてホラー映画で言えばD級、おかげでうしろを気になって仕方ない😱2024/03/17

あおさわ

6
変態と幽霊のコラボレーション…ですね。あとは別になんとも。怖さも半端でした。2011/11/03

あかつや

3
静かな文化都市に立つとある女性専用マンションは住心地のいい環境の割に住人が居着かない。そこに新たに引っ越してきた女性たちはなぜかうしろが気になって、精神的に追い詰められていく。作者の頭の中の怖いイメージを読者に伝えようといろいろ工夫してるのは伝わる。でもそれが成功してるかどうかはわからないな。あまりにもうしろうしろ言いすぎて、途中からちょっと笑えてきちゃったよ。ホラーとギャグは紙一重なんだよなあ。言葉は重ね過ぎると軽くなる。まあ最終的にはやっぱレスリングは必須科目だな、と。怪異相手でも十分通用するらしい。2022/12/24

kumo

3
★★★★☆2014/05/21

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