出版社内容情報
松岡 圭祐[マツオカ ケイスケ]
著・文・その他
内容説明
「精神科医・深崎透の失踪を、木村絵美子という患者に伝えろ」。臨床心理士・嵯峨敏也は謎の女から一方的な電話を受ける。絵美子とのあいだには医師と患者の垣根を超えた愛が芽生えていたが、深崎は既に癌という重い病に冒されていた。しかし、2人の関係にはもっと驚くべき真実が―。大ヒットシリーズ「催眠」の第3弾にして、第1作を凌駕する感動作。胸を打つ究極のラブストーリーが、ついに待望の完全版で登場。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
68
【シリーズ3作目】シリーズ最終巻は1作目の『催眠』より数年前で、嵯峨が臨床心理士資格を取得する以前の物語。ミステリーというよりもほろ苦いラブストーリーのような本作。カウンセラーは手助けはするものの病を治すのら自分自身。もう少し嵯峨の活躍を読みたかったが…。2021/02/24
山下哲実
20
今回、嵯峨さんは余り活躍しなかったので少しがっかりしてしまいました。サスペンス色も前回ほどなかったし・・・。しかし、登場した刑事と精神鑑定の人は腹立つわぁ!まぁ、終わりまで読んで「後催眠」ってこういうことだったのかと理解できて良かったけど。2014/06/02
MarsAttacks!
18
既に小学館版を読んでいたので、この物語の大きな仕掛けには、もー驚きませんでしたが、そこに到るまでの伏線を探しながら、物語を楽しみました。何度読んでもあの警察官には、むかっ腹が立ちますね、ケチョンケチョンにやっつけてほしかった!今回読んでいて、これは悪意があれば一種の呪いか、とり憑くと言うことなのかな?なんてホラーテーストに、物語とは全然関係ないことを思ってしまいました。2012/06/19
Yuki
16
嵯峨くんが、ちょっと影が薄いように思います。ヒロインの女性が、元主治医の助けを借りつつ、前を向いて行く姿は気持ちいいですが、それにしても、刑事や嘱託の医師の態度はホント最低ですね。個人的には、そこをもっと追いつめていって欲しかったかも。それと、帯の煽り文句に「究極のラブストーリー」とありましたが、まあ、そう言えなくもないだろうけど…?と思ってしまいました。2015/07/17
まるふ
12
うーん。嵯峨先生が登場するけど、嵯峨先生の話ではないのですね・・。ちょっと残念。そして恐るべし後催眠の威力。本当にそんなことできるのかしら?2015/11/11