内容説明
美由紀の「千里眼」まで読みとる機械。それは「キネシクス・アイ」と呼ばれるノン=クオリア最新の技術だった!ターゲットのどんな思考や感情も見逃さない“眼”が美由紀を追い詰めていく。能登半島の豪雨は手始めに過ぎなかった。最強の降雨弾の標的は首都・東京!東京を海中に沈め、100万人以上の犠牲者を出す惨事を、陰謀に気づいた美由紀は止めることが出来るのか!過熱するノン=クオリアとの戦い。新シリーズ第10弾。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作『千里眼』シリーズは累計600万部を超える人気作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すずきさん
14
岬にはF15が似合う。話が一気に加速して、上巻の伏線を回収するのは流石。2016/06/08
どんちん
14
上巻ではあまりに暴れ足りなかったから下巻では倍返しだろうと思っていたが、まさにそのとおりだったw 再びF1を運転てのは、ちょっとやりすき感もあるが、まぁ好きにしてよという感じかな。この傍若無人な行動というか、傍若無人な設定?はなければないで物足りないし、あればあったで、辟易もするし、不思議なシリーズ本ですw今回は相当追い詰められたが、形勢逆転してからが、ちょっとあっさりかな。メフィストもあまりに無関心すぎだったし。まぁ益山がちょっと怪しいのはミエミエだったがw それよりこのシリーズってまだ続くのかな?2014/04/11
うにせん
12
千里眼シリーズの超大作。クラシックシリーズ12作から始まり、新シリーズ10作で一区切り。更に続編が出ているものの現時点ではあと2作しか読めないのが悲しい。また最初から読み直すにはかなりの時間を費やしそうだけど、それでもまた読むと思う。美由紀は今回も強かった。人間以上のスペックをもつ機械を相手に、人間にしか持ち得ないスキルで打ち勝つ。何を考えてもすべて読まれる恐怖はすさまじいだろうな。いくら便利でも機械や科学に人間が飲み込まれる世界にはならないといい。ノンクオリアはまだ残っているので、新シリーズも楽しみ。2024/04/30
Yuki
12
相変わらず暴走し、絶体絶命のピンチに直面し、それでも超人的な身体能力と頭脳で切り抜ける。これぞ千里眼シリーズという感じでした。ダビデの後を継いだような人物も登場したし、ノン=クオリアとも決着ついてないように思うんですが、この先は出るんでしょうかね?2015/04/20
ひー坊
11
は?終わりなの?完結してなくない?エェ(´Д`)こんな終わり方、嫌だ。2019/02/26