内容説明
暴風とゲリラ豪雨に襲われる能登半島。河川が氾濫し、橋を流され孤立状態に陥る人びと。折しも、小6の頃に旅客機事故で死亡した同級生親子の慰霊に来ていた岬美由紀は、救助活動に参加し、多くの被災者を救う。しかし、その上空に黒い影が…。災害はノン=クオリアの無人ステルス機が放った降雨弾が原因だった!!ひとり立ち向かう美由紀だが、なぜか“機械”にすべての行動を読まれてしまう…。美由紀、絶体絶命の危機―。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作『千里眼』シリーズは累計600万部を超える人気作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すずきさん
12
小学生時代の岬のエピソードが長かったが、後半になりいよいよ動き出した感がある2016/06/06
Yuki
12
こんな小六いるかいっ!っと突っ込みたくなるほどに、子どもの頃から美由紀は超人だったんですね。とりあえず、天気予報的中の謎とか、制服切り取り魔とかの伏線が、下巻でどう繋がっていくか楽しみです。2015/04/16
うにせん
11
美由紀の学生時代から始まり、シリーズここまできてさらなる深掘りが楽しめた。クラスの友人や先生目線も面白かったし、両親との生活を通して、学生時代から変わらない姿がみえた。親がリストラになってとった行動に美由紀らしい子供時代を感じた。飛行機事故の乗客目線がリアルで恐ろしかった。現在の美由紀に焦点を当てた後半も勢いよく進行していき、弱者に徹底的に寄り添う所も強すぎる所も素敵だった。相変わらず垣間見える孤独感がその強さを際立たせる。自分よりも見知らぬ周りの人間を大切にするからこそ、美由紀が一番幸せになってほしい。2023/05/07
どんちん
11
美由紀の小学生時代の話で始まったので、あれから半世紀後、生きている誰かが美由紀を語る的な設定かと思ってしまったw 勝手に殺してしまいスミマセンw 無事、現代に生きて活躍をしていてくれてよかった。今回は、やりたいことが自由にできず美由紀にとってはストレスのたまった話かと思うが、読み手としては、”ありえねぇ”というツッコミが少なく普通に読むことができたw その分、下巻では倍返しwなのかもしれない。さて、この話だけでなく、このシリーズがどう結末をむかえるのか?興味が尽きない下巻へ突入としよう!2014/04/09
ひー坊
10
本当にコレは終るの?ビミョーな雰囲気のまま下巻に続く…(´・ω・`)2019/02/20