出版社内容情報
松岡 圭祐[マツオカ ケイスケ]
著・文・その他
内容説明
六本木にそびえる東京ミッドタウン。多くの大使館がひしめき諜報員が暗躍する街を見おろす華やかなタワーに秘められた罠に、元女性自衛官初の戦闘機パイロット、今は臨床心理士の岬美由紀が挑む!盗まれた最新鋭攻撃ヘリの謎、大切な人の命と国家の命運を賭けて挑むカードゲーム、そして迫真の心理戦。動体視力を封じられ、生涯最大のピンチに陥った美由紀の運命は?!新シリーズ書き下ろし第4弾は徹夜必至の急展開。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大薮春彦賞候補作『千里眼』シリーズは累計400万部を超える人気作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yukision
60
新シリーズ4作目。核爆弾と思しき物体を奇想天外な方法で取り除くという冒頭から,国家機密を賭けたカジノゲームと,危険な状況が次々展開される。今回は大きな敵より友人であるはずの由愛香が怖すぎた。2022/01/17
そのぼん
26
今回は岬美由紀の友人とも巻き込まれてのお話しでした。カジノのシーンが迫力がありました。相変わらずのスピード感のある展開でした。2013/01/18
橋川桂
15
個々の見せ場はスリリングだし面白いと思うのだけど、一本の小説として見た時、ちょっと構成にハテナマークがつくかな。攻撃ヘリの盗難から始まって、壮大なテロ計画につながっていくのかと思ったら、結局悪役の考えていることというのがえらく卑小。カートゲーム対決がメインになっていくのだけど、熾烈な心理戦があるでもなく、ヒロインに何か考えがあっての無茶かと思うと何も考えてなくて結局返り討ちにあったり。2019/03/25
どんちん
14
女の友情物語?そんな感じがしたな。なんとなく、この話の二人の関係については、過去にこんなことがあって今がこうなんですという回想的な位置づけの話としたほうがイメージに合う。サイコメトラーeijiのエイジとトオル(だっけ?)の関係と似ていると思っていたが、それはこの話以降からかな。それにしても、今回は美由紀が相当苦戦し、ハラハラドキドキものであったが、これぐらい”普通”の人っぽいところがあったほうがいいだろうw ところで、せっかくの板村再登場も残念であった。もう少しなんとかならなかったかなぁ・・・2014/02/15
ga-ko
10
こんなの友達じゃない。 弱さから裏切ったというよりは、自分のことしか考えていない悪質な行為。こんな人のために命をはるなんて共感できない行動だった。2018/04/08