角川文庫<br> 古代からの伝言 民族の雄飛

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角川文庫
古代からの伝言 民族の雄飛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043828043
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「倭人、国境に満つ」―四世紀末、東アジアの覇権をかけて激突する北方の強国・高句麗と古代日本。「好太王碑」が伝える“十六年戦争”の全貌が、今はじめて明らかになる。混乱期に大和を率いた神功皇后、それを支えた重臣・武内宿禰をはじめ、巨大古墳を築いた応神・仁徳天皇など、古代史の主役たちが続々とその素顔を見せて歴史の舞台に登場する。正史「日本書紀」が記す、東アジアの中の若き日本をいきいきと再現する。

目次

好太王碑の証言
なぞの崩御
男装の皇后
内戦勃発
七支刀の誓い
応神天皇の決断
暴走する葛城
素顔の仁徳天皇
聖帝の皇子たち
倭の五王

著者等紹介

八木荘司[ヤギソウジ]
1939年、兵庫県生まれ。京都大学文学部卒業。63年、産経新聞社入社。本阪本社編集局社会部長、同編集長、東京本社論説委員長を経て、編集特別委員。フィクション作品に『ソウルに消ゆ』(第5回日本推理サスペンス大賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TheWho

14
神功皇后の三韓征伐から始まり、八幡神の応神天皇や世界最大の古墳で有名な仁徳天皇、そして倭の五王と呼ばれる歴代天皇の活躍した空白四世紀と言われる古代日本を、広開土王碑文や日本書紀、三国史記、宋書など今に残る古代文献、史書から紐解く古代史絵巻。本書は、塩野七生の「ローマ人の物語」の日本古代史版とも思えた。特に伝説と言われ歴史的に否定されている神功皇后の三韓征伐は、一次資料を詳細に引用し、古代日本をいきいきと描写している。古代日本を見直す貴重な一冊です。本著はシリーズ化されているので他著も楽しみです。2014/12/12

ハッピーハートの樹

8
再読。空白の4世紀と言われる300年代のお話です。初の海外征討で親羅を討って、国の力・民族の力を強くしたという伝説の神功皇后(知らなかった)。百済から贈られた現存する宝剣の七支刀(知らなかった)。神功皇后の息子で、古代天皇随一の度量と名高い応神天皇(知らなかった)。有名なお墓、前方後円墳の仁徳天皇(知ってた!)。その息子・孫、有名な倭の五王(知らなかった)。日本古代史でも有数の興味深いエピソード満載の時代です。って、初読みの時にはほとんど知らない名前でした。でも、すごく面白いです。本シリーズおすすめです!2015/01/15

ヘムレンしば

3
神功皇后の三韓征伐から、応神天皇・仁徳天皇の内政に力を入れた事による発展、雄略天皇、武列天皇の時代の皇統の危機までが描かれています。「民族の雄飛」という題名に相応しく、朝鮮半島における百済との友好関係。高句麗・新羅との攻防がメインです。このあたりの時代は土人国家の倭が先進国の朝鮮に侵攻できるワケがないwwという戦後の荒唐無稽な自虐史観のおかげで「空白の四世紀」(無かったことに)された時代です。日本書紀や広開土王碑に記録されている事なのに。2016/04/29

ゆっきーまうす

1
そりゃ色々あるよね。この時代も。仁徳天皇のこと全く知らなかったもんね。続編に突入。2011/02/13

iwazer

0
この巻は神功皇后(息長足姫:おきながたらしひめ)のお話から始まります。 そして息子の応神天皇(誉田別尊:ほんだ(ほむた)わけのみこと)の治世へ。日本の国力が増してきた。苦労人、武内宿禰(たけしうちのすくね)が好印象。 応神天皇の子、日本最大の仁徳天皇陵で有名な仁徳天皇(大鷦鷯尊:おおさぎきのみこと)が内政を充実。その子、孫らが中国の記録に残っているらしく和の五王なのだそうだが詳しくは書かれていない。 古代日本の和名は響きがとても良いと思う。漢風諡号ではなく、できるだけ和名で読みたいと思う今日この頃。2008/05/13

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