内容説明
あれほど華やかな伝統衣装はどのように着て、食膳には何が並び、住居はどのようなつくりだったのか?暮らしぶりを理解すれば、ドラマが一層面白い!韓国時代劇の美しい衣装、宮廷料理、王宮での暮らしの魅力。
目次
第1章 朝鮮王朝時代の華麗なファッション(王室女性はどんな服を着ていた?;宮中女性が身につけた装身具 ほか)
第2章 時代劇で見直された韓服の魅力(忘れられかけた伝統衣装;着る人を拘束しない ほか)
第3章 朝鮮王朝時代のパワフルな食生活(身分でガラリと変わる食卓;宮中の食事の基本とは? ほか)
第4章 韓国料理はなぜこうなったのか(一緒に食べるから美味しい;料理の中の陰陽五行説 ほか)
第5章 王宮から民家まで!朝鮮王朝時代の住居(都に王宮が多い理由;王宮の全体像 ほか)
著者等紹介
康煕奉[カンヒボン]
1954年東京生まれ。両親が韓国・済州島出身の在日韓国人二世。現在は韓流エンタメ総合誌「新 愛してるっ!!韓国ドラマ」(隔月刊)の編集長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あらたま
3
翟衣が赤から藍になったのは「朝鮮末期になって変わった」のではなく朝鮮王国(王后)から大韓帝国(皇后)になって衣装のランクが上がったから、というのを書かないのは気になった。宮廷料理など、一次資料が一つ(黄慧性)のものは内容が「韓国の食」そのままだなと思ったけどこれはある意味しょうがないか。その手の史料を読んでいれば既に知ってる事ばかりかもしれないけど、そうでないなら新書でこの情報量はお得かも。しかし王女の男推しますねえ。2014/08/02
Punk!Punk!Punk!
1
国や地域ごとの衣食住の多様性には目を見張るものがある。連綿と受け継がれながらも時代時代で微調整を行ない、文化へ昇華していく。特に出発点自体が他と交わることの無いものである場合、どのような発想で生まれたのだろうかと思うと人間の衣食住への飽くなき探求心には頭が下がる。床下暖房、それも無駄のない考えから作られた発想。どんな国だろうとそこには人間がいて、生き知恵が生まれる。2015/04/02
ミネチュ
1
タイトルの通り、朝鮮王朝の衣食住についての解説本。う~ん、まぁまぁな内容かな・・・ 「暮らしぶりを理解すれば、ドラマが一層面白い」って表紙に書いてますけど、そうかなぁ・・・? ま、ドラマを見ようと見まいと、朝鮮王朝の衣食住に興味がある人にはおもしろいし、歴史ドラマが好きでも衣食住に特に興味がない人にはおもしろくないと思うんですけど・・・ 私はもちろん興味深く読みましたが、服の名前とか、一回さらっと読んだだけでは覚えられないですね・・・、当然のことながら。2013/09/24
マカロン
0
韓ドラの時代物にはまり、笠の形とか髪型とかに興味が出たので読んでみた。同じ中国から伝わったのに、やがて中国を離れて、独自路線で華美になっていき、日本とは違う進化を遂げているところも面白い。2021/07/22