内容説明
あの日の出来事がなければ、普通の女の子として幸せな生活を送っていたはずだった。コードネーム“バレンタイン”と呼ばれずに―。手塚アリサは幼い頃、青いペンダントをつけた男に両親を惨殺された。心を閉ざし、過酷な人生を送るアリサ。だが15年後、彼女の周囲にあの男の存在が見え隠れし始める。アリサはパートナーのヘリオスと共に、復讐のミッションを開始。そのさなか、アリサは忘れかけた感情を取り戻していく…。
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
1998年作家デビュー。2003年『忘れ雪』が大ベストセラーとなる。その翌年には『ある愛の詩』を、06年には『あなたに逢えてよかった』刊行し、涙がとまらない“純愛小説”という新ジャンルを打ち立て、話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつき
7
買ったその日に読み切ってしまうくらい、さらさら読めました。他の作品(忘れ雪)を読んだことがあったのが原因かもしれませんが、所々展開が読めてしまったのが残念です。バレンタインとヘリオスのやり取りや少しずつ心を通わせていく描写は好きでした。2012/01/12
あいちょ。
6
色々深く考えずに読めるから、好きですよ、この話。2013/02/25
もか*
5
終始銃乱射。家族を殺された少女はアサシンになり家族を殺した敵に復讐をする。コードネームは「バレンタイン」パートナーのヘリオスと関わる事でひた隠ししていた本来の感情を持っていくが彼女自身ストイックなのでなかなかパートナーに出さない。これが焦れったい。最後はちょっと消化不良が残るけど読んでよかった2011/01/21
ちゃき
4
すっかり『ブルーバレンタイン』の世界の住人になってしまった。初めて恋した人が自分の仇で、育ての親に裏切られて‥「やられたらやり返す」の世界で生きるしかなかったアリサが切ない。抱きしめてあげたくなたったよ。女の子が主役のハードボイルドたくさん読みたい☆2012/02/08
詩界 -うたか-
3
父親を迎えることを楽しみにしていたアリサは、家族を殺され「バレンタイン」というコードネームを持ち、暗殺者(アサシン)となり、生きていくことになる。ちょっと現実離れした闇社会の物語。2020/02/11