内容説明
都営団地で母親とふたり貧しく暮らす篤のもとに、知り合ったばかりの中国人美少女、リーホワが突然訪ねてきた。甥のフェイが何者かに誘拐されたという。身代金は2千万円。篤は、中国人三世の先輩、尾崎に頼み込み、リーホワと3人でフェイの救出に乗り出す。裏切りの連続と二転三転する真相。待ち受けていたのは、衝撃の結末だった…。裏社会に生きる人間たちの生き様と、格差社会の現実を克明に描いたノンストップ傑作長編。
著者等紹介
永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
鹿児島県生まれ。大学卒業後、メーカー勤務を経て、週刊誌記者に。91年にフリーとなり、事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年、長編小説『サイレント・ボーダー』を永瀬隼介のペンネームで発表し、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。