ちくま文庫<br> ふしぎな社会

個数:

ちくま文庫
ふしぎな社会

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月28日 05時08分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480437280
  • NDC分類 361
  • Cコード C0136

出版社内容情報

第一人者が納得した言葉だけを集めて磨きあげた社会学の手引き書。人間の真実をぐいぐい開き、若い読者に贈る小さな(しかし最高の)入門書です。

内容説明

なぜ社会は、こうなっているの?誰もが「ふしぎ」に思うことがらをとことん説明。言語、資本主義、性、家族、自由、死、…。選り抜きのトピックを、「自分で納得した言葉だけを集めて磨き」ました(あとがき)とのべる著者が、語ってくれます。

目次

1(言語―言語を使う。言葉をしゃべる。これは、人間だけの能力です。;戦争―戦争とは、“暴力を用いて、自分の意思を相手に押しつけること”、をいいます。;憲法―憲法は、手紙です。人民から、国にあてた手紙。その国の政府職員に向けて、こうしなさいと約束させるものです。;貨幣―貨幣は、大昔からあったわけではありません。;資本主義―資本主義とは、資本が、特別なはたらき方をする経済のことですね。;私有財産―私有財産は、私たちの社会の基礎です。ところが、この私有財産の制度は、そんなに昔からあったわけではありません。)
2(性―性とは、体と体の関係、のことです。人間は生きていますが、それは、人間の体が、生きているのです。;家族―家族があるのは、人類(ヒト)の特徴です。
結婚―結婚は、世界中、どんな民族や文化にも認められる習慣です。
正義―正義とは、なんでしょうか。正義とは、正しさが外からやってきた、という感覚です。
自由―自由とは、人間が、思ったように行動したり、好きなように考えたりできること、をいいます。これは、人間の生まれついての性質です。)
3(死―人間は生き物ですから、死にます。動物や植物も、生き物ですから、死にます。死ぬのは、生き物の宿命ですね。;宗教―宗教は、人類の文化になくてはならないもの。いや、人類の文化の中心です。;職業―職業とは、仕事のことです。収入があって、かなりの時間をさいていて、それで生活を支えている、そういう活動をいいます。;奴隷制とカースト制―インドに、カースト制という制度があります。インドにしかない、特別な社会の仕組みです。;幸福―幸福とは、人間が人間として生きていることが、充実している状態ですね。生きる目的と言ってもいい。)

著者等紹介

橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年、神奈川県生まれ。社会学者。大学院大学至善館教授。東京工業大学名誉教授。77年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そろけん

8
言語、家族、正義、宗教、死、幸福などをテーマに言葉の本質を深掘りし解説されています。個人的には自由を取り扱った章が心に刺さりました。自由とは単純に何かが「できる」ことを言うのではなく、何かを「していい」と他のみんなが認めてくれる事。例えば泥棒を自由であるとすると皆が泥棒するので物の奪い合いとなり結果的に自分の自由は小さな範囲に狭まり、これは自由では無いという指摘です。自由は法律なくして成立しないと言う事ですね。また何もないところから自由は生まれず知識、スキルを身につければ自由の範囲が広がるというのも納得。2021/07/01

MF

7
教育は可能性を引き出すものである。工場の生産ラインになってしまっている。各科目のやうに立つように組まれている意味あるものを触れさせるのが教育である。教育は人々を支援するためにあるはずである。その中で自分なりの道を探り出す物と教えられた。2022/02/03

takakomama

4
「面白くて眠れなくなる社会学」(2014年12月刊)を改題。社会の制度やルールをわかりやすく説明しています。 これらの身近なトピックを改めて考えたことはなかったと思いました。2022/03/09

totuboy

4
社会学の入門書。様々なテーマから、社会を切って分析している。大きく3つのまとまりがあるが、後半に行くほど切り口が面白く、興味深く読めた。特に、カースト制度について述べた章。カースト制度がある意味で社会の流動化をある程度固定化し、その中で最低限の生活が保障されているからこそ、幸福を追求できるという考え方。なぜ現代社会が生きにくいのか、幸福の多様性が人間を困らせているという考え方は面白かった。2021/03/27

Go Extreme

2
言語:使う・しゃべる 戦争:暴力・意思を相手に押しつける 憲法:手紙・こうしなさいと約束させる 資本主義:資本が特別なはたらき方をする経済 私有財産:社会の基礎 性―性:体と体の関係・人間の体が生きている 家族:人類(ヒト)の特徴 結婚:どんな民族や文化にも認められる習慣 正義:正しさが外からやってきたという感覚 自由:人間が思ったように行動したり好きなように考えたりできること・人間の生まれついての性質 死:人間は生き物ですから死ぬ 職業:仕事のこと・生活を支える活動 幸福:人間として生きる・充実状態2021/04/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17514299
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品