出版社内容情報
第一人者が納得した言葉だけを集めて磨きあげた社会学の手引き書。人間の真実をぐいぐい開き、若い読者に贈る小さな(しかし最高の)入門書です。
内容説明
なぜ社会は、こうなっているの?誰もが「ふしぎ」に思うことがらをとことん説明。言語、資本主義、性、家族、自由、死、…。選り抜きのトピックを、「自分で納得した言葉だけを集めて磨き」ました(あとがき)とのべる著者が、語ってくれます。
目次
1(言語―言語を使う。言葉をしゃべる。これは、人間だけの能力です。;戦争―戦争とは、“暴力を用いて、自分の意思を相手に押しつけること”、をいいます。;憲法―憲法は、手紙です。人民から、国にあてた手紙。その国の政府職員に向けて、こうしなさいと約束させるものです。;貨幣―貨幣は、大昔からあったわけではありません。;資本主義―資本主義とは、資本が、特別なはたらき方をする経済のことですね。;私有財産―私有財産は、私たちの社会の基礎です。ところが、この私有財産の制度は、そんなに昔からあったわけではありません。)
2(性―性とは、体と体の関係、のことです。人間は生きていますが、それは、人間の体が、生きているのです。;家族―家族があるのは、人類(ヒト)の特徴です。
結婚―結婚は、世界中、どんな民族や文化にも認められる習慣です。
正義―正義とは、なんでしょうか。正義とは、正しさが外からやってきた、という感覚です。
自由―自由とは、人間が、思ったように行動したり、好きなように考えたりできること、をいいます。これは、人間の生まれついての性質です。)
3(死―人間は生き物ですから、死にます。動物や植物も、生き物ですから、死にます。死ぬのは、生き物の宿命ですね。;宗教―宗教は、人類の文化になくてはならないもの。いや、人類の文化の中心です。;職業―職業とは、仕事のことです。収入があって、かなりの時間をさいていて、それで生活を支えている、そういう活動をいいます。;奴隷制とカースト制―インドに、カースト制という制度があります。インドにしかない、特別な社会の仕組みです。;幸福―幸福とは、人間が人間として生きていることが、充実している状態ですね。生きる目的と言ってもいい。)
著者等紹介
橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年、神奈川県生まれ。社会学者。大学院大学至善館教授。東京工業大学名誉教授。77年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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