角川ホラー文庫
晴明鬼伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 565p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043711017
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

修験道の里、葛城山に暮らす役の一族の長・大角を陰陽寮当主・賀茂忠行が訪れた。十五年前から恐れていたあの者が都に現れたため、力を借りに来たのだ。長は忠行に息子の志狼を都に連れていくことを勧める。しかし、志狼は怨霊となった母・黒御前の呪縛に苦しんでいた。忠行は、その怨霊の背後にあの者の影があることを感じる…。人心が荒み、闇に魑魅魍魎が跋扈した時代―闇に抗った者たちの姿を描いた長編伝奇絵巻。

著者等紹介

五代ゆう[ゴダイユウ]
奈良県生まれ。小説家。『はじまりの骨の物語』で第四回ファンタジア長編小説大賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じゅんぢ

12
安倍晴明を登場させる必要は、果たしてあったのか?当時の時代背景が丁寧に描かれて良かった。ただ、最後に正直言うと自分には合わない作品だった。2017/06/09

朱音

5
清明はいつでてくるんだ?と思いつつ物語にはひきこまれる。圧倒的な異能(あるいはカリスマ)を地上に留めておく頚木となすためのモノ、という概念は好きだし、ある意味恋愛と戦闘を絡めてああだこうだという王道テーマなんじゃないかと思ったり。トントンと進む読み心地はいいのだがラストがちょっと失速感アリ。どこをどう変えろとかいうものではないのですが。2011/02/13

ぶっくlover

1
晴明鬼伝というタイトルだが、主役は晴明ではありません!! 「純なる事において人に勝る者を鬼と言う」という一文があったが、だとしたら鬼と人間と、はたしてどちらか恐ろしい生き物なのか…2018/09/02

結城あすか

1
ホラー小説を隠れ蓑にして耽美小説とか幻想小説を書くって言うのも現在の出版界の姑息な手段だし、作者が安倍晴明を素材に選んだ時点で半ば確信犯的なものだったような気もするにょ。ラストがいきなり怒涛の展開なのはいつものパターンなので、もうちょっと考えて欲しいところかにょ。ともあれ、愛読してる作家の中では文章が一番読み応えのある人で、それはこの作品でも変わってないにょ。2003/05/17

ながさか

1
五代ゆうを読むのは久しぶり。この人の小説は和風よりやっぱり異世界を舞台にしたファンタジーのほうが好きだなぁ。2009/07/29

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