内容説明
1989年北九州。高校生の健次は仮出所してきたヤクザ・安男と再会を果たす。かつての仲間に組長の死と組の解散を告げられる安男だったが、信用せず、逆にその仲間を殺し、自らのバッグと妹のユリを健次に預け、生きていると信じる組長を追い求め姿を消す。一方健次はユリを連れてとある場所に向かうが…救いのない者たちが引き起こす救いのない出来事の連鎖の中、バイクとともに疾走する若者の渇いた青春。
著者等紹介
青山真治[アオヤマシンジ]
1964年7月13日北九州市門司生まれ。立教大学英米文学科卒。96年『Helpless』で映画監督としてデビュー。2000年『EUREKA』が第五十三回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞と全キリスト教会賞をW受賞。処女小説『ユリイカEUREKA』が、第十四回三島由紀夫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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