角川文庫<br> 九十九怪談〈第1夜〉

電子版価格
¥638
  • 電子版あり

角川文庫
九十九怪談〈第1夜〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043653119
  • NDC分類 147
  • Cコード C0193

内容説明

友人から久しぶりに電話があり、大学時代の仲間と同窓会をやろうと言う。当日、懐かしい顔が集まったが、肝心の友人が来ない。そのとき電話が鳴って…。自分でも気づかないうち、学校のノートに「のんちゃん」とびっしり書いていた。のんちゃんって誰だ?初めはまったく思い出せなかったのだが…。累計100万部を突破した怪談のベストセラー「新耳袋」の木原浩勝が放つ現代百物語の新スタンダード、待望の文庫化。

目次

墓参り
Y霊園
鎖の音
録音室
ノイズ
山のスタジオ
こんばんは
キャッチボール
自動販売機
いがいとかしこい〔ほか〕

著者等紹介

木原浩勝[キハラヒロカツ]
怪異蒐集家。主な著作は現代百物語「新耳袋」シリーズ。マンガ・ドラマCDの原作の他、出版、ゲーム、公式携帯サイト「怪談百物語新耳袋」等のプロデュースを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はな

43
話が短いので気軽に読める。あまり怖くはなかったが、淡々としていて時々、ゾワっとした。2017/08/24

田中

38
実話怪異が九十九話収録されている。体験者の話を再現する文体なので、奇をてらった表現や恐怖心を煽るような描写はない。だから逆に日常生活に唐突に起こる身近な奇怪さや、その不思議さを触知できる。三十五話「洗面台」は、鏡の中に見ず知らずの男が現れる奇譚。鏡には何か魔界と通底する世界があるのだ。鏡はある特殊な瞬間に異界の窓に変貌する。五十話、五十一話では、あり得ない所に馬や大仏様が現れる不思議な話。七十三話の硫黄島で日本兵を目撃した怪異は恐かった。長い年月が経っても戦地を彷徨い続ける。【日本の夏はやっぱり怪談】 2023/08/17

坂城 弥生

36
超短編集。ゾッとする話が多かったけど、ちょっとあったかい気分になる話もあった。2020/11/20

MURAMASA

31
新耳袋の共著者が送る、新耳テイスト満載な実話怪談集。そろそろシーズンだということもあってか、このところ怪談モノの文庫が続々と刊行されてますが、私としてはやっぱり実話系、それも「どうしてこんな出来事が起こるのか」を解説してもらわずに投げっぱなしな感じが好きなので、新耳袋な系統の作品が好きなのです。そういう意味からはこの短編集は大好物。あと好きな怪談の系統としては、平山御大の書く、もう生理的に受け付けるぎりぎりです!ってくらいにイヤな話。「幽」のこめかみ草紙は、半年にいちどのお待ちかねなのです。 続2010/07/07

takaC

24
実話なのですか?第84話と85話の間の誰かが居たエピソードには何故番号振ってないの?2011/08/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/607121
  • ご注意事項

最近チェックした商品