角川文庫<br> ジェシカが駆け抜けた七年間について

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角川文庫
ジェシカが駆け抜けた七年間について

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  • サイズ 文庫判/ページ数 303p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043595051
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

米国ニューメキシコ州にある長距離専門の陸上競技クラブNMAC。日本人が主宰するこのクラブの所属選手、エチオピア出身のジェシカ・エドルは、日本人選手アユミ・ハラダの異変に気づいた。アユミは夜ごと合宿所を抜け出し、呪殺の儀式を行っていたのだ。アユミがそこまで憎む相手とは誰なのか?彼女の口から明かされたのは、意外な人物の名前と衝撃の事実だった…。不可解な謎と巧妙な罠。驚天動地の傑作ミステリ。

著者等紹介

歌野晶午[ウタノショウゴ]
1961年千葉県生まれ。東京農工大学卒。88年『長い家の殺人』でデビュー。2003年に刊行された『葉桜の季節に君を想うということ』が「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」の第1位に選ばれ、また第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞しベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

82
トリックはイマイチな感もあるが、スポーツものとしては楽しめた。2013/09/02

takaC

68
これは必ず騙される。そもそもヒントすらないじゃん・・・2013/10/21

NADIA

50
トリックが秀逸と聞いたことがあり、前から読んでみたいと思っていた。違和感を感じながら読み進め、最後の種明かしでも、すぐには理解できなくて少し戻って読み返した。作者の思うつぼにはまったわけだ(^^; 作中の女性アスリートの身体能力アップに使われた禁じ手の手法は20年くらい前に東野圭吾の作品にも出てきたのだが、とてもリスクの高く、非人道的な方法であり、正直ここまでして・・・と感じる。選手と指導者の間のそのあたりの情熱の温度差が感じられた部分も興味深く面白かった。2018/08/08

鈴木拓

36
マラソンを題材とした本格ミステリーと言える作品だが、この展開は見事だ。誰が本当のことを言っているのか、誰が騙されているのか、そんなことをあれこれと考えながら読んだのだが……。何かを追求し続けるあまり、いつの間にか心に罅が入ってしまうことがある。手が手が遅れると、それは大きな裂け目となり、誰かの人生をも巻き込んでいってしまう。結果を求めるアスリートの世界とミステリーを絶妙なバランスで融合した良作だった。2023/01/20

ユウ

33
時間軸の謎。頭が混乱しっぱなし。読み進めながらいくら考えてもこのトリックは全然解けなかった。伏線はたくさんちりばめられていたが,結局のところ自分に知識が全く無いので解けるはずなかった。なるほどそうなんだーと言うしかない。しかしトリック云々よりもジェシカの真っ直ぐな思いが心に残った。マラソンに対しての真摯な思い,アユミに対する心からの友情。周りの人に対する感謝の気持ち,自分に対する向上心。そんなジェシカの人物像がとても素敵だった。2015/01/10

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