内容説明
父親に認めてもらおうとボクシングを始める少年、息子と初めての潮干狩りに出かける父親。試験勉強のために女友達の家を訪れる大学生、ベランダで鉢植えを愛でる独身サラリーマン…。ふつうの人生を生きる、ごくふつうの男たちの背中は、いつもどこか淋しい。男にとっての幸福とは孤独とは、いったい何なのか。じんわりと心にしみこんでくる、九つのほのかな感動。著者自作解説つき。
著者等紹介
橋本治[ハシモトオサム]
1948年、東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年青春小説『桃尻娘』で作家デビュー以来、SF『暗野』、評論『宗教なんかこわくない!』ほか、『生きる歓び』『双調平家物語』など、その非常に巧みで多彩な作風には定評があり、幅広く人気を得ている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 近代建築史