角川文庫<br> 殺人鬼 (改版)

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角川文庫
殺人鬼 (改版)

  • 横溝 正史【著】
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  • 角川書店(2006/11発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043555048
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

あの晩、私は変な男を見た。黒い帽子を被り、黒眼鏡をかけ、黒い外套を着たその男は、義足で、歩くたびにコトコトと不気味な音を立てていた。そして男は何故かある夫婦をつけ狙っていた。彼の不審な挙動が気になった私は、その夫婦の家を見張る。だが、数日後、その夫のほうが何者かに惨殺されてしまい―。表題作「殺人鬼」をはじめ、「百日紅の下にて」も収録した短篇集。名探偵・金田一耕助が四つの事件に迫る。

著者等紹介

横溝正史[ヨコミゾセイシ]
1902年、神戸市に生まれる。旧制大阪薬専卒。26年、博文館に入社。「新青年」「探偵小説」の編集長を歴任し32年に退社後、文筆活動に入る。信州での療養、岡山での疎開生活を経て、戦後は探偵小説専門誌「宝石」に、『本陣殺人事件』(第1回探偵作家クラブ賞長篇賞)、『獄門島』、『悪魔の手毬唄』などの名作を次々と発表。76年、映画「犬神家の一族」で爆発的横溝ブームが到来。今もなお多くの読者の支持を得ている。81年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

麦ちゃんの下僕

112
[“殺人鬼”名鑑・第1集①]名称:殺人鬼 被害者:女性6名 特徴:黒い帽子、黒い眼鏡、かるく足をひきずっている◇「殺人鬼」「黒蘭姫」「香水心中」「百日紅の下にて」という短編4編を収録。横溝正史は短編も実に魅力的ですよね!書き出しからインパクトのある表題作は、犯人像が二転三転して最後まで息をもつかせぬ展開!数多くの“殺人鬼”が生み出された横溝作品の中にあって、その“称号”をタイトルに冠するだけのことはある秀作です!そして、横溝自身が自薦ベスト10にも選んだ「百日紅~」は、読後感も素晴らしい必読の傑作ですよ!2020/08/13

セウテス

108
金田一耕助シリーズ短編集。私が本シリーズを好きな理由の一つに、物語と物語の継続性がある。「本陣殺人事件」の後、金田一耕助は戦争に出兵する。出兵先での戦友から託された使命を果たす為に、日本に帰って来て最初の物語が「百日紅の下にて」だ。その謎の設定や会話にて明らかにする、推理の組み立てがあざやかな良作だ。この後「獄門島」へ向かう、颯爽とした後ろ姿は堪らない。そして島より戻った彼が、最初に携わるのが「殺人鬼」だ。そのラスト、一工夫は秀逸だ。横溝正史先生の世界観、金田一耕助の独特な雰囲気は、何度読んでも心に響く。2019/01/31

TAKA

78
短編4編による金田一さんシリーズ。巷で名作だという『百日紅の下にて』を読みたかったので早速。金田一さんって事務所を構えてたことに驚き。ずっと居候だと思ってました。「殺人鬼」が戦後初の解決事件なんですね。復員姿の金田一さんが謎を解き明かしに来たりと戦後すぐの荒廃した日本の姿があります。百日紅以外で『黒蘭姫』がよかったかな。この後鬼頭千万太の遺言状をもって獄門島へ行くのですね。横溝さん青酸カリは相当お好きなようで!2021/10/01

aquamarine

76
「殺人鬼」「黒蘭姫」「香水心中」「百日紅の下にて」の金田一耕助シリーズ短編集。戦後まもなくという時代背景など、古い作品であることはわかるのですが、とても読みやすく小説としての古臭さを感じることはありません。どの作品の女性も色々な意味でとても強く、美しく、そして悲しいです。「黒蘭姫」は謎より探偵事務所に依頼主を迎えたときの金田一氏の様子が微笑ましく印象的でした。好みは対話だけでストーリーが進む「百日紅の下にて」。謎解きもとても鮮やかですが、ラストシーンも情景がまざまざと目に浮かぶようでとても好きでした。2017/04/14

ann

66
金田一耕助を短編で読む。4編とも大変面白かった。最後の作品のエピローグから、偶然にもこの後に控えしは「獄門島」へ行ってきます。2018/03/09

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