出版社内容情報
外形標準課税の導入、ジーゼル車規制…矢継ぎ早に大胆な政策を打ち出す石原都知事。11兆7000億円の予算と18万人の職員を動かすことのできる唯一の男、その権力の深層に迫る傑作ノンフィクション!!
内容説明
人口1200万人、年間予算規模11兆7000億円、職員数18万人。世界有数のメガロポリス・東京。その頂点に君臨する都知事は「東京の大統領」といわれ、一国の国家元首並みの強大な権力を有する。そしていまこの都知事の椅子に、新しいタイプの政治家・石原慎太郎が座った。外形標準課税案、ディーゼル車NO作戦、米軍横田基地の返還要求―次々に大胆な政策を打ち出し、論議を呼ぶ石原都政はいったいどこへ行くのか。官僚論の第一人者が都知事の権力システムと新しいリーダー像に鋭く迫る渾身のノンフィクション。
目次
プロローグ 自治省出身から無党派へ―知事はこうして誕生する
第1章 総理大臣よりオイシイ職業か?―東京都知事という座の権力
第2章 初代・安井から三代・美濃部まで―都知事の椅子に座った男たち
第3章 晩節を汚した“都庁の天皇”―鈴木独裁政権が遺した功と罪
第4章 日本一のマンモス自治体の実態―都庁の組織と運営システム
第5章 都知事を支える側近スタッフ―副知事とブレーンの役割
第6章 本当に“学歴無用主義”なのか―都庁職員の人事と昇進ルール
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- 和書
- 蒼天見ゆ 角川文庫