内容説明
あんちゃんが倒れた。どうやら本屋の経営で並々ならぬストレスを抱えていたらしい。代わって倫太郎たちが学校廻りの営業を引き受ける次第に…。度重なる少年たちの暴力沙汰に具体的な対応を出せないでいる中学校に対し親、生徒たちの不満は高まっていく。倫太郎、青ポン、ミツル、タケやんにルイが加わり、自分たちに何ができるかを模索し始める。中学校の現場を鋭く問う、感動のライフワーク・シリーズ第六弾。
著者等紹介
灰谷健次郎[ハイタニケンジロウ]
1934年、兵庫県神戸市に生まれる。大阪学芸大学卒。十七年間の教師生活の後、沖縄・アジアを放浪。その後作家活動に専念し、1974年に『兎の眼』を発表、多くの読者の共感を得る。1979年、路傍の石文学賞受賞
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