内容説明
あんちゃんが倒れた。どうやら本屋の経営で並々ならぬストレスを抱えていたらしい。代わって倫太郎たちが学校廻りの営業を引き受ける次第に…。度重なる少年たちの暴力沙汰に具体的な対応を出せないでいる中学校に対し親、生徒たちの不満は高まっていく。倫太郎、青ポン、ミツル、タケやんにルイが加わり、自分たちに何ができるかを模索し始める。中学校の現場を鋭く問う、感動のライフワーク・シリーズ第六弾。
著者等紹介
灰谷健次郎[ハイタニケンジロウ]
1934年、兵庫県神戸市に生まれる。大阪学芸大学卒。十七年間の教師生活の後、沖縄・アジアを放浪。その後作家活動に専念し、1974年に『兎の眼』を発表、多くの読者の共感を得る。1979年、路傍の石文学賞受賞
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感想・レビュー
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あつひめ
38
四人組、本来の動きが出てきたこの巻。仲間がいることの安心と幸せを意識せずとも感じている子供達。親たちも子供に負けず劣らず筋の通った考え方をしている。不良少年たちは最初から不良だったわけじゃない。教師、保護者、生徒たちの中に少しずつ変化が起き始めてる。自分にも中学生時代があったからその頃と重ね合わせて自分の足りなかったものに気付けるような気がして読み進めてきた。あすなろ編も楽しみだ。2019/11/05
山下哲実
9
面白かったです。2022/10/22
恵美
5
シリーズ6巻目。ずっと読んできていつも感じていたこと。関西弁での軽快な子どもたちのやり取りが面白い。真剣なことを話すときでも真面目さが伝わってくるというか本気なんだなという言葉の力強さを感じる。関西弁は温かさがあるのかなと思う。テンポの良さもあるかな。それがこのお話に引き込まれて行く要素の1つかもしれない。シリーズの最終巻まで読んだら私も関西弁が移ってしまったりして(笑)次の巻に進みます。2013/06/02
アルト
2
早いもので天の瞳ももう6冊目。少年少女たちの純粋でひたむきな思いが描かれていてとても清々しい。残り3冊で終わってしまうのが、少し寂しい。2021/12/27
カッキー
2
頑張れ、4人組。2017/06/20