内容説明
とうちゃんの大親友のマラソンランナー・伍朗さんが島にやってきた!「きみ、ランナーに向いてるよ」と言われたタカユキは早速、友達、両親、犬のゴンとトレーニングを始める。自給自足の畑仕事を営むとうちゃんとかあちゃんとの生活は自然と人々とのつながりをタカユキに教えていく。けれども、家族と別に町に暮らす姉・かな子の事が気がかりだ…。そんな中でかあちゃんが家出した!?十五年の歳月をかけて完成させたこころ伸びやかな灰谷文学の名作。
著者等紹介
灰谷健次郎[ハイタニケンジロウ]
1934年、兵庫県神戸市に生まれる。大阪学芸大学卒。十七年間の教師生活の後、沖縄・アジアを放浪。その後作家活動に専念し、1974年に『兎の眼』を発表、多くの読者の共感を得る。1979年、路傍の石文学賞受賞。『太陽の子』『天の瞳』等、著書多数
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感想・レビュー
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まるり
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ⅠとⅡはKOBOで読了 舞台は淡路島なんだね。良い話なんだけど、こんなに素直な子供たちが本当にいれば良いな。2016/10/31
うるば
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最後の最後で、タカユキたちが自分と同年代だったことが分かった。島物語の「島」が淡路島だったことも。2012/08/09
ちぃ
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ゆるゆると流れていく日常に、きらめく心にぐっと来る言葉が散りばめられている。メモしとかなきゃ。2010/06/08
kumahiko
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続きがあったらなぁと思える終わり方。作者自身が阪神大震災を体験したのだろうな、と思える表現にどきどきする。2010/03/19




