角川文庫<br> いま、島で

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角川文庫
いま、島で

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  • サイズ 文庫判/ページ数 218p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043520084
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

根っからの都会人だった著者が、ひとり淡路島の山村に入り、自給自足の生活をはじめた。畑の野菜の育ち具合に一喜一憂する毎日が、大きな感動と安らぎ、そして得難い教訓を与えてくれる…。島での生活を通じて、現代日本における食生活、教育、農政などの問題を厳しく問いかける。小さな「いのち」に囲まれて生きる喜びがしみじみと伝わる、極上のエッセイ。

目次

1 島からの便り
2 島で暮らして
3 潮音風声

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミナコ@灯れ松明の火

15
物品の多さと幸せは必ずしも比例しない、という証明。島に行ったからこそ見えて来た現代日本の抱える重い問題。かなり昔の本ではあるけれど、今でも問題の本質は変わっていないことをひたすら憂う。2010/12/30

晩鳥

2
灰谷健次郎は『兎の眼』や『太陽の子』で有名だが、いずれも読んだことがなく、このエッセイ集が初めて読む灰谷作品となった。淡路島で自給自足生活をする中で考えたことを中心に書かれている。文章から灰谷さんの優しさが垣間見える。農薬批判やカップラーメン批判があるのは、時代背景も関係していそう。2024/03/04

佐保(さほ)

0
エッセイという分野は、日常の細かいことを綴るので、その作家の「生きている」姿が眼前にまざまざと現れてくる。私はそれが楽しみでエッセイを読むが、やはり文章なので、テレビの生中継のようにはいかない。超新星みたいに、すごく美しくこちらには感動・感銘が与えられるんだけれど、……実際にはその超新星はもう遥か昔に死んでる星。文章は特に、それが書かれて、新しいうちに読める場合って殆どないだろう。灰谷さんは、人生の中で本当に試行錯誤しているのがわかる。日々考え続け、成長し続けた人だから、このエッセイはいつまでも古くない。2011/03/08

あんず

0
太陽の子、兎の眼と読んでみてとても面白かったので、灰谷作品たくさん読もうと思って、適当に取った作品。まさかのエッセイだったけど、灰谷さんの人柄がなんとなくわかったような気がした。だいぶ昔の話だけど、言ってることは現代にも繋がるようなことばかりだった。ただ残念なのは、島で自給自足はやりたくないと思う自分の気持ちですね。自分は現代っ子なんだろうなぁ。。心がすさんでるかも。。2019/03/26

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