角川文庫<br> 冬のオペラ

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角川文庫
冬のオペラ

  • 北村 薫【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 角川書店(2002/05発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043432059
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

探偵は、犯人を知ろうとするものなのです??それが誰であったとしても名探偵はなるのではない、存在であり意志である――名探偵巫弓彦に出会った姫宮あゆみは、彼の記録者になった。そして猛暑の下町、雨の上野、雪の京都で二人は、哀しくも残酷な三つの事件に遭遇する……。

北村 薫[キタムラ カオル]
著・文・その他

おーなり 由子[オーナリ ユウコ]
イラスト

内容説明

勤め先の二階にある「名探偵・巫弓彦」の事務所。わたし、姫宮あゆみが見かける巫は、ビア・ガーデンのボーイをしながら、コンビニエンス・ストアで働き、新聞配達をしていた。名探偵といえども、事件がないときには働かなければ、食べていけないらしい。そんな彼の記録者に志願したわたしだったが…。真実が見えてしまう名探偵・巫弓彦と記録者であるわたしが出逢う哀しい三つの事件。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

116
存分に味わった、一冊。「遠い唇」繋がりで手にしたこちらの作品。物語が醸し出す雰囲気、テンポ、推理、北村さんの言葉選び、それらを存分に味わった。そして名探偵 巫さんの静かな佇まい。わたし、のあくまでも記録係に徹する姿。この二人の姿、醸し出す距離感と空気感が特に柔らかさを感じて好き。「蘭と韋駄天」はニコライ堂を思わず確かめたくなる衝動に駆られるほどの推理。表題作「冬のオペラ」は推理よりもせつなさに心掴まれた。ハッとするほど胸に刺さる言葉、力強さとせつなさを携えた言葉が心に静かに舞う。2020/02/11

射手座の天使あきちゃん

82
人知を超えた難事件のみを引き受ける名探偵・巫(かんなぎ)弓彦 世界一の警察力を誇る平和国家・日本に、そうそう難事件はある筈もなく今日もバイトで生計を立てる名探偵(笑) コミカル系かと思いきや、第三話 悲しい真実が見えてしまう名探偵にちょっぴり同情しました2011/08/13

ナミのママ

68
3話の連作短編集。「冬」テーマ読書会で登場し、北村薫さん話題で盛り上がった一冊。「上品なミステリー」という紹介がまさにぴったり、そういえば最近このような上品さを感じる作品を読んでいない。名探偵と自ら名乗る巫(かんなぎ)が謎解きに挑むが、記録者志願の若い女性姫宮の視点で語られるので読みやすい。難解な部分も姫宮が代わって質問してくれる。「冬のオペラ」は京都の街の描写が美しい。読み終われば事件の背景と犯人の心情が切なく、確かに悲しい事件だった。2023/11/01

おかむー

63
好感度の高い『月の砂漠をさばさばと』と正直苦手だった『空飛ぶ馬』、両方とも北村薫だとは盲点だった。『もうすこしです』。「浮気調査や探し物はしない、“名探偵”にふさわしい事件だけを解決」するためにアルバイトで生計をたてる巫(かんなぎ)。その記録係のOLあゆみ視点の語りで、まずふたつの短編で日常系かと思わせて、表題の中編で名探偵にふさわしい推理モノとして読み応えは充分。それぞれの事件の真相がなかなかにえげつないあたりはやはり『空飛ぶ馬』の著者ですね。2020/09/07

みっこ

62
大学時代に読んで好きだった作品。読友さんが読まれていて、思い出して再読。当時椿さんが大人の女性に思えて、憧れたものです。もはや同年代。下手したら年下…。改めて読んだらとても悲しい話で、切ない気持ちになりました。でもきっと、初読のときのようには入り込めてない。何が変わってしまったんだろう。巫先生、個性的で面白い。しかしいまいちキャラが掴めず。。シリーズ化してそうなのに、していないのが残念。京都に行きたくなりました。2017/08/23

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